FTM-350レポート!
FTM350シリーズの話題がますます人気上昇中です。
APRSだけでなく、今までにない遊び心満載モービル機として魅力満載のFTM350シリーズをレポートします。


AFデュアル機能
FTM10シリーズやVXハンディシリーズの定番となったAFデュアル機能。
左側バンドでラジオや外部入力のソースを聞きながら右側バンドでアマチュアバンドや広帯域バンドの待ちうけ同時受信が出来ます。
待ちうけバンド側に信号が入感すると、ラジオ・外部ソース側は自動的に音声がミュートされます。
通常の2波同時受信では左右の音量ボリュームを調整しない限りスピーカーからミックス出力されてしまいますから、これは用途によっては便利な機能ですね。

さらにAPRSも加えてやりたい!という方のためには、AFデュアルとAPRSの同時運用も可能です!
ラジオを常時受信しつつエアーバンドを待ちうけ受信し、さらにその後ろでAPRSも自動で
動作させているという3波併用表示運用が可能なんですね!
画像は左がFMラジオ、右にエアーバンド、中央上に小さく144.66と出ているのがAPRSです。

バンドスコープ機能
シングルバンド表示(この画面でモノバンド表示させるとデカいっ!)でバンドスコープ表示を
させてみました。ラジオバンド、アマチュアバンドその他で使用できます。
スケール変更やアッテネーター(ラジオ除く)も使用出来るので、かなり実用的と言えそうです。

さらにデュアル表示にさせてみると…

たとえば、エアーバンド2波同時バンドスコープなんてことも出来ます。
しかし残念ながらメイン・サブ両方をスコープスキャンに占有させてしまうと
肝心の音声がワッチできないので…左をスコープ表示せながら右で受信するという方法もありですね。

GPS機能
オプションのGPSアンテナを装着しAPRS専用にしか使用しないのはもったいないです!
FTM350はGPSを利用した「お遊び機能」が搭載されております。
まずはGPS基本画面です。

画面左半分は衛星の補補足状況・補足数を表示しています。
3つ以上の衛星を補足すると演算が開始され右半分の画面に自局の情報が表示されます。
自分の座標、走行スピード、高度がこの画面では表示されます。
もちろんこの状態でも無線機・受信機として仕事はしており、
この画像では左上と右上に周波数表示を示している通りエアーバンドを2波同時ワッチ中です。
この小さい周波数表示の枠にはしっかりとSメーターもグラフ表示します。

GPS画面には何パターンかありますので自分好みの画面を選択できます。
よりリアルな走行画面を楽しみたい時は、自動車アイコン表示画面があります。
左画面に自動車アイコンとコンパスが現れ、進行方向に応じてコンパスが動きだします。
このコンパス表示画面では、走行スピードに応じて自動車アイコンにちょっとした動きが表れます。

GPSポイント登録
メモリーしたい場所に自分がいる時に、その場所の座標をワンタッチで最大16箇所メモリー出来ます。
後から、その登録場所を目的地として簡易ナビとして使用も出来ます(目的地までの方向と距離を表示します)

16箇所のメモリーは4つにグループ分け出来るので1グループに4つまでメモリーできます。
メモリーした地点はリスト表示ができ、そのポイントに名前をつけることができます(英数字かカナ表示)
ベルマークのようなアイコンはアラーム機能です。
走行中にこのポイントに近くなるとアラーム音とともに画面が登録地点に近くなったことを大画面で示します。

どこまで近くなったらアラームを鳴らすか、距離設定も可能です。
このポイント登録、色々用途が思い浮かびますね?特に毎日高速道路を走行されている方とか…笑
ポイントを登録し、座標データに「CQ OHM」と記録してみました。
このデータで簡易ナビ機能をオンにして走行すると・・・
自分の車両からみた目標建物の方向と距離がリアルタイムで変化し(さすがに到着予定時間までは出ませんが 笑)、約100m手前ぐらいに近くなると…「GOAL!」と大画面で知らせてきました!笑


時計・日付表示・タイマー
GPS搭載ですから、衛星データから自動的にデータを得ています。自動修正です。
大画面のデカ表示クロックです。夜間走行中に見ると何故かそのデカさに笑ってしまいそうに…。
ひょっとしたら隣に走ってる車の中からも読めるかな…なんて想像してしまいました。
いや、私の年齢相応の機能に感謝かも!?

タイマー機能にはカウントダウンタイマーとカウントアップタイマーがあります。
カウントアップ画面にすると…ラップタイムが記録出来る表示が。
とりあえずスタートボタンを押してみると…大画面に時計がカウントを始めました。

ラップ表示と切り替えに、平均速度表示又は最高速度表示が出来るようになっています。
これは…長距離高速走行の移動時にちょっと遊べそうな気配…笑 今度試してみます!


セットモードの操作性
セットモードのトップ画面です。

種類別にウィンドウが並んでおり、カーナビ感覚です。
うっかりタッチパネルかな?と手を伸ばしそうになります 笑 (メーカーさん、次は是非!)
たとえばディスプレイの明るさ調整をしたい時は…このトップ画面のディスプレイアイコンに
ダイヤルで選択して、マウスクリック感覚でダイヤルをワンプッシュ。
するとディスプレイに関する設定項目が並んだウィンドウが展開しました。

そこから明るさ調整の項目をダイヤルでカリカリっと回して、ワンプッシュ!
するとさらに明るさ調整のレベルを示すウィンドウが現れました。
この操作感覚はパソコンに近いですのでとても楽ですね!

ディスプレイカラー
最後に表示カラーについて触ってみました。基本は8色切り替えとなってますが
夜間になってあまりに明るすぎるため照度を落としたところ、
一色の中にも照度設定で何色か作り上げることが出来ることに気がつきました。
昼間には判りませんでした。
基本の8色から、明るさ設定でさらに数十色の自分好みの色を探す楽しみが出来ました。



この仕組みは3色高輝度LEDで色を変化させている?とするともっと多くのカラーを作り上げることも技術的に可能…かも。隠れ機能が無いかな…と期待したりして。
夜間運用も楽に可能な各種ボタン照明もくっきりしています。両側のチャンネルツマミ脇に2つの小さなLEDが常時点灯しているのですが、送受信ランプでもなく運用バンドにも関係なく取説にも記載が無いので何かな?と思っておりましたら、これは夜間運用でもチャンネルツマミの位置が判るためのパイロットランプだそうです。
真っ暗な車内で見てみましたら、うっすらとチャンネルツマミが間接照明的に照らされていました。
まだまだこのFTM350を使いこなすには時間がかかりそうですが、このような、使い込む楽しみを与えてくれるモービル機の登場は久しぶりではないでしょうか?
多機能ハンディや高級HF機は、ブ厚い取説と格闘しながら新しい機能を試したりしますがFMモービル機でちょっと取説を本格的に読んで設定してみようと思わせる無線機は少ないですね!
ぜひ、皆さんもこのワクワク感を体験頂ければと思います。
尚、FTM350は基本設定編とAPRS編の2冊の取説が用意されていました。
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APRSだけでなく、今までにない遊び心満載モービル機として魅力満載のFTM350シリーズをレポートします。


AFデュアル機能
FTM10シリーズやVXハンディシリーズの定番となったAFデュアル機能。
左側バンドでラジオや外部入力のソースを聞きながら右側バンドでアマチュアバンドや広帯域バンドの待ちうけ同時受信が出来ます。
待ちうけバンド側に信号が入感すると、ラジオ・外部ソース側は自動的に音声がミュートされます。
通常の2波同時受信では左右の音量ボリュームを調整しない限りスピーカーからミックス出力されてしまいますから、これは用途によっては便利な機能ですね。

さらにAPRSも加えてやりたい!という方のためには、AFデュアルとAPRSの同時運用も可能です!
ラジオを常時受信しつつエアーバンドを待ちうけ受信し、さらにその後ろでAPRSも自動で
動作させているという3波併用表示運用が可能なんですね!
画像は左がFMラジオ、右にエアーバンド、中央上に小さく144.66と出ているのがAPRSです。

バンドスコープ機能
シングルバンド表示(この画面でモノバンド表示させるとデカいっ!)でバンドスコープ表示を
させてみました。ラジオバンド、アマチュアバンドその他で使用できます。
スケール変更やアッテネーター(ラジオ除く)も使用出来るので、かなり実用的と言えそうです。

さらにデュアル表示にさせてみると…

たとえば、エアーバンド2波同時バンドスコープなんてことも出来ます。
しかし残念ながらメイン・サブ両方をスコープスキャンに占有させてしまうと
肝心の音声がワッチできないので…左をスコープ表示せながら右で受信するという方法もありですね。

GPS機能
オプションのGPSアンテナを装着しAPRS専用にしか使用しないのはもったいないです!
FTM350はGPSを利用した「お遊び機能」が搭載されております。
まずはGPS基本画面です。

画面左半分は衛星の補補足状況・補足数を表示しています。
3つ以上の衛星を補足すると演算が開始され右半分の画面に自局の情報が表示されます。
自分の座標、走行スピード、高度がこの画面では表示されます。
もちろんこの状態でも無線機・受信機として仕事はしており、
この画像では左上と右上に周波数表示を示している通りエアーバンドを2波同時ワッチ中です。
この小さい周波数表示の枠にはしっかりとSメーターもグラフ表示します。

GPS画面には何パターンかありますので自分好みの画面を選択できます。
よりリアルな走行画面を楽しみたい時は、自動車アイコン表示画面があります。
左画面に自動車アイコンとコンパスが現れ、進行方向に応じてコンパスが動きだします。
このコンパス表示画面では、走行スピードに応じて自動車アイコンにちょっとした動きが表れます。

GPSポイント登録
メモリーしたい場所に自分がいる時に、その場所の座標をワンタッチで最大16箇所メモリー出来ます。
後から、その登録場所を目的地として簡易ナビとして使用も出来ます(目的地までの方向と距離を表示します)

16箇所のメモリーは4つにグループ分け出来るので1グループに4つまでメモリーできます。
メモリーした地点はリスト表示ができ、そのポイントに名前をつけることができます(英数字かカナ表示)
ベルマークのようなアイコンはアラーム機能です。
走行中にこのポイントに近くなるとアラーム音とともに画面が登録地点に近くなったことを大画面で示します。

どこまで近くなったらアラームを鳴らすか、距離設定も可能です。
このポイント登録、色々用途が思い浮かびますね?特に毎日高速道路を走行されている方とか…笑
ポイントを登録し、座標データに「CQ OHM」と記録してみました。
このデータで簡易ナビ機能をオンにして走行すると・・・
自分の車両からみた目標建物の方向と距離がリアルタイムで変化し(さすがに到着予定時間までは出ませんが 笑)、約100m手前ぐらいに近くなると…「GOAL!」と大画面で知らせてきました!笑


時計・日付表示・タイマー
GPS搭載ですから、衛星データから自動的にデータを得ています。自動修正です。
大画面のデカ表示クロックです。夜間走行中に見ると何故かそのデカさに笑ってしまいそうに…。
ひょっとしたら隣に走ってる車の中からも読めるかな…なんて想像してしまいました。
いや、私の年齢相応の機能に感謝かも!?

タイマー機能にはカウントダウンタイマーとカウントアップタイマーがあります。
カウントアップ画面にすると…ラップタイムが記録出来る表示が。
とりあえずスタートボタンを押してみると…大画面に時計がカウントを始めました。

ラップ表示と切り替えに、平均速度表示又は最高速度表示が出来るようになっています。
これは…長距離高速走行の移動時にちょっと遊べそうな気配…笑 今度試してみます!


セットモードの操作性
セットモードのトップ画面です。

種類別にウィンドウが並んでおり、カーナビ感覚です。
うっかりタッチパネルかな?と手を伸ばしそうになります 笑 (メーカーさん、次は是非!)
たとえばディスプレイの明るさ調整をしたい時は…このトップ画面のディスプレイアイコンに
ダイヤルで選択して、マウスクリック感覚でダイヤルをワンプッシュ。
するとディスプレイに関する設定項目が並んだウィンドウが展開しました。

そこから明るさ調整の項目をダイヤルでカリカリっと回して、ワンプッシュ!
するとさらに明るさ調整のレベルを示すウィンドウが現れました。
この操作感覚はパソコンに近いですのでとても楽ですね!

ディスプレイカラー
最後に表示カラーについて触ってみました。基本は8色切り替えとなってますが
夜間になってあまりに明るすぎるため照度を落としたところ、
一色の中にも照度設定で何色か作り上げることが出来ることに気がつきました。
昼間には判りませんでした。
基本の8色から、明るさ設定でさらに数十色の自分好みの色を探す楽しみが出来ました。



この仕組みは3色高輝度LEDで色を変化させている?とするともっと多くのカラーを作り上げることも技術的に可能…かも。隠れ機能が無いかな…と期待したりして。
夜間運用も楽に可能な各種ボタン照明もくっきりしています。両側のチャンネルツマミ脇に2つの小さなLEDが常時点灯しているのですが、送受信ランプでもなく運用バンドにも関係なく取説にも記載が無いので何かな?と思っておりましたら、これは夜間運用でもチャンネルツマミの位置が判るためのパイロットランプだそうです。
真っ暗な車内で見てみましたら、うっすらとチャンネルツマミが間接照明的に照らされていました。
まだまだこのFTM350を使いこなすには時間がかかりそうですが、このような、使い込む楽しみを与えてくれるモービル機の登場は久しぶりではないでしょうか?
多機能ハンディや高級HF機は、ブ厚い取説と格闘しながら新しい機能を試したりしますがFMモービル機でちょっと取説を本格的に読んで設定してみようと思わせる無線機は少ないですね!
ぜひ、皆さんもこのワクワク感を体験頂ければと思います。
尚、FTM350は基本設定編とAPRS編の2冊の取説が用意されていました。
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