FTM-10でバイク運用を楽しんじゃおう! その2 ヘッドセット類!
今週は、FTM-10特集二回目。
マイク関連商品について、考えてみました。
現在、マイクは、有線式と無線式(Bluetooth仕様)の2種類があります。
まずは、有線式マイクロホンの場合。
マイク周辺機器は主に3つのパーツに分かれます。
A ヘルメットに取り付けるマイク&スピーカー
B FTM10とマイクをつなぐ接続ケーブル
C 送受信を切り替えるスイッチ……プッシュ式とON/OFF切替式の2種類があります
傾向的には、モータースポーツ等で定評のある『KTEL』ブランドに人気がありますが、昔からのアマチュア無線ユーザーさんには、アドニス製も人気です。
FTM-10とマイクをつなぐ接続ケーブルは、一人乗りの場合は無線機本体から接続しますが配線やセッティングの都合上難しい場合は、コントローラーからも取り出すことができます。
コントローラには本体マイク端子が無いので、オプションのマイク端子増設ユニット MEK-M10 の購入が必要です。マイク端子の増設には若干細かい取付け作業が必要となります。(半田付け作業は一切ありません)
FTM-10シリーズにはタンデム回路が最初から組み込まれています。
パッセンジャーと2人乗りでタンデム会話をする場合には、コントローラー側にMEK-M10を装着して一人目のマイク、二人目は無線機本体からマイクを接続することで利用できます。
また、パッセンジャーも無線を使用したい場合には、パッセンジャー用にも送受信切替スイッチを用意すれば
2人とも無線側へ参加することも可能です。
この場合、コントローラー・無線機本体の両方に送受信切替スイッチが装着されることになりますが、どちらか先にONにした方が優先して無線機で相手と話すことが出来ます。
もう一人は待機状態となりますが無線の通話相手の声は二人とも聞くことが出来ますから、通話の内容は知ることが出来ます。
マイクは各社ありますが、このABCの3種類は同じメーカーで統一して揃えましょう。
続いて、無線式マイクロホンの場合(Bluetoothマイク)
必要パーツは4つになります。
A.ヘルメットに取り付けるマイク&スピーカー
B. 送受信を切り替えるスイッチ……プッシュ式とON/OFF切替式の2種類があります
C. FTM-10と送受信切替スイッチをつなぐ接続ケーブル
D. FTM-10側に装着するBluetoothユニット(オプション別売り。BU-1)
A.のBluetoothマイクは、多くのライダー様が待ちわびていた「コードレス化」が現実となり非常に注目を浴びています。
通話の安定性や音質などまだまだこれから引続き進化すると思われます。
バイク業界ではタンデム通話用インカムとして、このBluetoothマイク同士でパッセンジャーと通話出来るなど早い時期から注目を浴びてたBluetoothですが、無線機にも使用可能となったことでさらにユーザーが増えてきているようです。
バイク業界では「B+COM」「セルラーライン」「クールロボ」ブランドが有名ですね。
当店でも、B+COMを取り扱っております。
Bluetoothも無線のひとつなので飛距離の問題、バッテリーの問題、音質、周囲や設置環境下でのノイズの問題など無線機特有のメリット・デメリットがあります。
スタンダード社の純正ブルートゥースマイク「BH-1、BH-2」は耳掛け式マイクですので、率直なところ、バイクでは使用出来ないと考えた方がよいです。残念。
BとCのケーブルとスイッチは同一メーカーをお選びください。
Bluetoothマイクを使用する場合音声はワイヤレスですが、送受信切替スイッチは必要ですからハンドル回りに装着が必要です。
D.無線機にもBluetoothユニットを内蔵します。このユニットがマイクとの間でワイヤレス通信を行います。
基本的には無線機本体に装着しますが、タンデム仕様にするため二人ともBluetoothマイクを使用する場合は、
無線機側とコントローラー側の両方にBU-1を内蔵させることが必要です。
注意点として、BU-1をコントローラー側に内蔵させペアリングさせた場合は、送受信切替えスイッチとケーブルもコントローラーから配線しなければなりません(MEK-M10でマイク端子を増設する事)
無線機本体側にBU-1を内蔵させた場合は、本体とペアリングさせ、送受信切替スイッチとケーブルも本体から配線してください。
タンデム仕様の場合は運転手がコントローラーとペアリングし、送受信ケーブルもコントローラーから配線する。
パッセンジャーは無線機本体側とペアリングをする。
もしパッセンジャーも無線に参加する場合は、本体からも送受信切替ケーブルを配線してください。
このあたりの配線ルールは有線式マイクと同じ概念です。
コントローラーと無線機本体側とはそれぞれ独立してペアリング操作をしますので取説を参考に。
ペアリングはOKになっているのに、送信しても声が乗らないし相手の声も聞こえない等の時は、まず、このペアリングと送受信切替ケーブルの配線を再チェックしてみてください。
バイク業界では、携帯電話やバイクナビ等でもBluetoothで対応させるため「マルチリンク・マルチチャンネル対応」ということで、複数の機器とペアリングを保持しながら使用出来る旨の案内がございますが、残念ながら無線機とはマルチリンクは出来ませんのでご注意ください。
現在のところ、FTM-10シリーズとペアリングを行うと、このペアで回線は占有されてしまうので、他の機器と同時使用や切替使用は出来ないようです。(2009年5月現在)
正直なところ、FTM-10のヘッドセット・マイク関係商品の細かい組み合わせは難しいです!(笑)
当店でも、私よりも、スタッフの『かわい』の方が組み合わせに詳しいため、もっぱら、かわいに聞いています。
ということで、FTM-10でバイク運用はじめてみようかな~ という方は、是非、メールにていろいろとお問い合わせ下さい。かわいに転送します(笑)
さあ、来週は、アンテナ・基台など、その他の装備品について、ご紹介してゆきます。
どうぞお楽しみに!
■FTM-10Sページはこちら
■FTM-10SJMKページはこちら
■FTM-10ページはこちら
■FTM-10Hページはこちら
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マイク関連商品について、考えてみました。
現在、マイクは、有線式と無線式(Bluetooth仕様)の2種類があります。
まずは、有線式マイクロホンの場合。
マイク周辺機器は主に3つのパーツに分かれます。
A ヘルメットに取り付けるマイク&スピーカー
B FTM10とマイクをつなぐ接続ケーブル
C 送受信を切り替えるスイッチ……プッシュ式とON/OFF切替式の2種類があります
傾向的には、モータースポーツ等で定評のある『KTEL』ブランドに人気がありますが、昔からのアマチュア無線ユーザーさんには、アドニス製も人気です。
FTM-10とマイクをつなぐ接続ケーブルは、一人乗りの場合は無線機本体から接続しますが配線やセッティングの都合上難しい場合は、コントローラーからも取り出すことができます。
コントローラには本体マイク端子が無いので、オプションのマイク端子増設ユニット MEK-M10 の購入が必要です。マイク端子の増設には若干細かい取付け作業が必要となります。(半田付け作業は一切ありません)
FTM-10シリーズにはタンデム回路が最初から組み込まれています。
パッセンジャーと2人乗りでタンデム会話をする場合には、コントローラー側にMEK-M10を装着して一人目のマイク、二人目は無線機本体からマイクを接続することで利用できます。
また、パッセンジャーも無線を使用したい場合には、パッセンジャー用にも送受信切替スイッチを用意すれば
2人とも無線側へ参加することも可能です。
この場合、コントローラー・無線機本体の両方に送受信切替スイッチが装着されることになりますが、どちらか先にONにした方が優先して無線機で相手と話すことが出来ます。
もう一人は待機状態となりますが無線の通話相手の声は二人とも聞くことが出来ますから、通話の内容は知ることが出来ます。
マイクは各社ありますが、このABCの3種類は同じメーカーで統一して揃えましょう。
続いて、無線式マイクロホンの場合(Bluetoothマイク)
必要パーツは4つになります。
A.ヘルメットに取り付けるマイク&スピーカー
B. 送受信を切り替えるスイッチ……プッシュ式とON/OFF切替式の2種類があります
C. FTM-10と送受信切替スイッチをつなぐ接続ケーブル
D. FTM-10側に装着するBluetoothユニット(オプション別売り。BU-1)
A.のBluetoothマイクは、多くのライダー様が待ちわびていた「コードレス化」が現実となり非常に注目を浴びています。
通話の安定性や音質などまだまだこれから引続き進化すると思われます。
バイク業界ではタンデム通話用インカムとして、このBluetoothマイク同士でパッセンジャーと通話出来るなど早い時期から注目を浴びてたBluetoothですが、無線機にも使用可能となったことでさらにユーザーが増えてきているようです。
バイク業界では「B+COM」「セルラーライン」「クールロボ」ブランドが有名ですね。
当店でも、B+COMを取り扱っております。
Bluetoothも無線のひとつなので飛距離の問題、バッテリーの問題、音質、周囲や設置環境下でのノイズの問題など無線機特有のメリット・デメリットがあります。
スタンダード社の純正ブルートゥースマイク「BH-1、BH-2」は耳掛け式マイクですので、率直なところ、バイクでは使用出来ないと考えた方がよいです。残念。
BとCのケーブルとスイッチは同一メーカーをお選びください。
Bluetoothマイクを使用する場合音声はワイヤレスですが、送受信切替スイッチは必要ですからハンドル回りに装着が必要です。
D.無線機にもBluetoothユニットを内蔵します。このユニットがマイクとの間でワイヤレス通信を行います。
基本的には無線機本体に装着しますが、タンデム仕様にするため二人ともBluetoothマイクを使用する場合は、
無線機側とコントローラー側の両方にBU-1を内蔵させることが必要です。
注意点として、BU-1をコントローラー側に内蔵させペアリングさせた場合は、送受信切替えスイッチとケーブルもコントローラーから配線しなければなりません(MEK-M10でマイク端子を増設する事)
無線機本体側にBU-1を内蔵させた場合は、本体とペアリングさせ、送受信切替スイッチとケーブルも本体から配線してください。
タンデム仕様の場合は運転手がコントローラーとペアリングし、送受信ケーブルもコントローラーから配線する。
パッセンジャーは無線機本体側とペアリングをする。
もしパッセンジャーも無線に参加する場合は、本体からも送受信切替ケーブルを配線してください。
このあたりの配線ルールは有線式マイクと同じ概念です。
コントローラーと無線機本体側とはそれぞれ独立してペアリング操作をしますので取説を参考に。
ペアリングはOKになっているのに、送信しても声が乗らないし相手の声も聞こえない等の時は、まず、このペアリングと送受信切替ケーブルの配線を再チェックしてみてください。
バイク業界では、携帯電話やバイクナビ等でもBluetoothで対応させるため「マルチリンク・マルチチャンネル対応」ということで、複数の機器とペアリングを保持しながら使用出来る旨の案内がございますが、残念ながら無線機とはマルチリンクは出来ませんのでご注意ください。
現在のところ、FTM-10シリーズとペアリングを行うと、このペアで回線は占有されてしまうので、他の機器と同時使用や切替使用は出来ないようです。(2009年5月現在)
正直なところ、FTM-10のヘッドセット・マイク関係商品の細かい組み合わせは難しいです!(笑)
当店でも、私よりも、スタッフの『かわい』の方が組み合わせに詳しいため、もっぱら、かわいに聞いています。
ということで、FTM-10でバイク運用はじめてみようかな~ という方は、是非、メールにていろいろとお問い合わせ下さい。かわいに転送します(笑)
さあ、来週は、アンテナ・基台など、その他の装備品について、ご紹介してゆきます。
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Genre : 趣味・実用 デジタル家電・AV機器
Comment
FTM-10SJMK用のヘッドセットは、ケテルかアドニスのものがよいと思います。具体的には、ヘルメットの形状(フルフェイス・ジェット)か、また、スピーカーの個数、加工の有無などによって、品番が変わってゆきますので、もしも、よろしければ、一度、お電話下さい。058-294-3949 ※担当かわいが詳しいです。CQオーム
お問い合わせありがとうございます。 [URL] [Edit]
ますこと申します。
FTM10HをBluetooth(BCOM)で使用していますが、コントローラーのPTTでは問題ないのですが、外部PTT(防水型)で音声が乗ってきません。
ペアリングもリア側に合わせているのですが、他に何か設定が必要なのでしょうか?
FTM10HをBluetooth(BCOM)で使用していますが、コントローラーのPTTでは問題ないのですが、外部PTT(防水型)で音声が乗ってきません。
ペアリングもリア側に合わせているのですが、他に何か設定が必要なのでしょうか?
PTTスイッチについて [URL] [Edit]
Cellular lineのBluetoothインカムを使ってバイク無線を楽しんでいますがインカムの内蔵バッテリーが弱くなってきたので新しいインカムを購入したいと思っています。インカムが同時多チャンネル機能があってもFTM10とは同時会話が出来ない旨記載ありますがやはりダメですか?
FTM-10Sとインカム [URL] [Edit]