IC-RX7徹底分析! その2
アイコム最新広帯域受信機IC-RX7。
何度かの入荷を経て、ようやく、予約分を全て発送しました。
今回は大量入荷。今後も安定的に供給されるようですし、今後は、在庫切れになることはよほどなさそうです。よかったよかった。なんとか、年末商戦に間にあったという感じでしょうか。
今なら在庫あります。
通販ページはこちら。
当店も、展示機がやっと用意でき、さて、私も、今回、じっくりと触ってみることが出来ましたので、今回から、なんと、三回に分けて、IC-RX7を徹底分析致します。
■第2回の今回は、操作性をメインに解説。
そうそう、その前に、今日は、もう一つ、ビッグニュース!
おめでとうございます。
IC-RX7が、2008年度 グッドデザイン賞 受賞です。
パチパチ!
こちら。
よかったですねぇ。
では、本題に……。

さあ、まず、電源を入れるとこんな感じで、アイコムのロゴが出ます。
ディスプレイは大きく、見やすいですね。
しばらくすると、バックライトは消えますが、アルファベット、カタカナともに非常に視認性は高いです。


さて、操作性について。
キーのタッチは、私、好きです。
先週の横からの画像でも分かると思いますが、キーは、ほとんど、筐体から出ていないんです。
横から見ると全く平面。
おそらく、バッグなどに入れた時に、誤ってキーが押されてしまうのを避けるためでしょう。
そうしますと、一般には、キーのタッチの印象は悪くなるんですが、これは、筐体の方も少し削ってあって、案外、押しやすい。
感覚的には、IC-R5のキータッチに似ていますが、それよりも、もう少し硬めな印象。(これは、R5よりも一回りキーが小さいことに由来するかも)
また、R5よりも、はっきりとカチっという反応が返ってきます。
これいい感じです。
テンキーということでキー数が多く、私も指でかいので、指の腹では押しづらいんですが、指の先で押すような形になりますが、個人的には、非常に硬さのバランスが好き。
長く使うものですから、この辺りは結構、重要です。
R5よりもキーが小さくなった分、操作性は若干マイナスではありますが、このテンキーサイズで、これだけの操作性……と言うのは、やはり、作りの良さを感じますね。
ディスプレイ下の四方への矢印。左右は周波数や周波数帯の移動(モードによって異なります。後述)。上下はボリュームです。
そうそう、基本的な操作系統について。
従来のアイコム機とは、基本的に変わっているので、注意が必要です。
カタログでも、スキャンモード、サーチモードと、区別して書いてあるんですが、最初、意味がよく分かりませんでした。
え? スキャンしてサーチする(探す)んじゃないの?
同じ意味では?
これまで、アイコム受信機とアマチュア無線機のモードは、
基本が、『VFOモード』と『メモリーモード』。
VFOモードは、ダイヤル一つで、その最小単位(例えば20KHzずつ)規則正しく移動してゆくモード。
メモリーモードは、自分で好きな周波数を登録するモード。ダイヤル一つで、登録順に一つずつ移動してゆくモード。
そして、それぞれのモードの状態でスキャンすると、『VFOモード』のスキャン、『メモリーモード』のスキャンになりました。
しかし、今回のIC-RX7は、3つのモードに分かれてます。
『VFO』
『SCAN』
『SEARCH』
VFOは通常どおりのVFOモード。
『CLR』ボタンを長押しするとVFOモードです。(赤字でVと記載・赤字は長押しです)
スキャン(SCAN)は、メモリーされた周波数を順番に受信します。いわゆる、従来機のメモリースキャンと類似。
サーチ(SEACH)は、メモリーされていない周波数を順番に受信します。いわゆる、従来機のVFOスキャンと類似。
うーん、どうなんでしょう。
この分類方法は分かりやすいんでしょうか?
確かに1ボタンで、スキャンスタートとサーチスタート、つまり、VFOスキャンと、メモリースキャンを切り替えて受信スタートが出来るようになっています。
電波を探すという点では、簡単になっているといえるのかしら。
操作系統は賛否分かれそう。
ちなみに、スキャンとサーチは、もう一度、ボタンを押してもストップしません。HOLDボタンを押します。




音質について
音質はなかなか健闘していると思います。
ただ、R5とは筐体のサイズが違うからか、かなり違いは感じますね。
好き嫌いが分かれるところ。
うーん、個人的には、R5の方がしっかりとした音が出るので、好きなんですが。
この辺りはご利用の皆さんの評価が待たれるところ。
そうそう、音質調整機能もあります。
低音・高音の出方を変化させられます。
もう少し、細かく設定できるといいなあと思うんですが、低音3種、高音3種です。
イヤホンで聞くとまた印象が変わるのかもしれません。
そうそう、前面にATTボタン(アッテネーター)があります。
強い信号を弱くする時などに効果を発揮します。
ボタン一つで働きますから、これはなかなか便利です。
また、スキャンスピードは速いですね。
全部の機器を調べているわけではありませんが、これは、かなり速いのでは?
最速?
VFOで上から下までスキャンさせても(いわゆるSEARCHモード)あっと言う間に一回りして帰ってきます。
その他、幾つか重要なポイントをまとめました。
バッテリーパックは、バックライトオフの連続受信で約8時間、
単三電池パックは、約16時間、
充電時間は約5時間。
電源オフで充電する必要があります。
※あくまでも実測ではなく、取扱説明書データによります。
IC-R5は電池食いだったので、それに比べますと、これだけの多機能機、ディスプレイがおおきくなっているわけで、そのわりには、まずまずの運用時間という感じでしょうか。
電池寿命については、もう一頑張りしてくれるといいんですけどねぇ……。
その他にも、AM/FMラジオ用のバーアンテナ内蔵、ATTについては前述、他に、設定で、RFGAIN(受信感度)調整が出来ます。通常はMAXなので、近接でノイズが強い時などに感度を落とす目的で使うことになると思います。
他、TRAIN(空線キャンセラー)、MSK機能もあります。
はい。今日はここまで。
来週は第三回、総まとめです。
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何度かの入荷を経て、ようやく、予約分を全て発送しました。
今回は大量入荷。今後も安定的に供給されるようですし、今後は、在庫切れになることはよほどなさそうです。よかったよかった。なんとか、年末商戦に間にあったという感じでしょうか。
今なら在庫あります。
通販ページはこちら。
当店も、展示機がやっと用意でき、さて、私も、今回、じっくりと触ってみることが出来ましたので、今回から、なんと、三回に分けて、IC-RX7を徹底分析致します。
■第2回の今回は、操作性をメインに解説。
そうそう、その前に、今日は、もう一つ、ビッグニュース!
おめでとうございます。
IC-RX7が、2008年度 グッドデザイン賞 受賞です。
パチパチ!
こちら。
よかったですねぇ。
では、本題に……。

さあ、まず、電源を入れるとこんな感じで、アイコムのロゴが出ます。
ディスプレイは大きく、見やすいですね。
しばらくすると、バックライトは消えますが、アルファベット、カタカナともに非常に視認性は高いです。


さて、操作性について。
キーのタッチは、私、好きです。
先週の横からの画像でも分かると思いますが、キーは、ほとんど、筐体から出ていないんです。
横から見ると全く平面。
おそらく、バッグなどに入れた時に、誤ってキーが押されてしまうのを避けるためでしょう。
そうしますと、一般には、キーのタッチの印象は悪くなるんですが、これは、筐体の方も少し削ってあって、案外、押しやすい。
感覚的には、IC-R5のキータッチに似ていますが、それよりも、もう少し硬めな印象。(これは、R5よりも一回りキーが小さいことに由来するかも)
また、R5よりも、はっきりとカチっという反応が返ってきます。
これいい感じです。
テンキーということでキー数が多く、私も指でかいので、指の腹では押しづらいんですが、指の先で押すような形になりますが、個人的には、非常に硬さのバランスが好き。
長く使うものですから、この辺りは結構、重要です。
R5よりもキーが小さくなった分、操作性は若干マイナスではありますが、このテンキーサイズで、これだけの操作性……と言うのは、やはり、作りの良さを感じますね。
ディスプレイ下の四方への矢印。左右は周波数や周波数帯の移動(モードによって異なります。後述)。上下はボリュームです。
そうそう、基本的な操作系統について。
従来のアイコム機とは、基本的に変わっているので、注意が必要です。
カタログでも、スキャンモード、サーチモードと、区別して書いてあるんですが、最初、意味がよく分かりませんでした。
え? スキャンしてサーチする(探す)んじゃないの?
同じ意味では?
これまで、アイコム受信機とアマチュア無線機のモードは、
基本が、『VFOモード』と『メモリーモード』。
VFOモードは、ダイヤル一つで、その最小単位(例えば20KHzずつ)規則正しく移動してゆくモード。
メモリーモードは、自分で好きな周波数を登録するモード。ダイヤル一つで、登録順に一つずつ移動してゆくモード。
そして、それぞれのモードの状態でスキャンすると、『VFOモード』のスキャン、『メモリーモード』のスキャンになりました。
しかし、今回のIC-RX7は、3つのモードに分かれてます。
『VFO』
『SCAN』
『SEARCH』
VFOは通常どおりのVFOモード。
『CLR』ボタンを長押しするとVFOモードです。(赤字でVと記載・赤字は長押しです)
スキャン(SCAN)は、メモリーされた周波数を順番に受信します。いわゆる、従来機のメモリースキャンと類似。
サーチ(SEACH)は、メモリーされていない周波数を順番に受信します。いわゆる、従来機のVFOスキャンと類似。
うーん、どうなんでしょう。
この分類方法は分かりやすいんでしょうか?
確かに1ボタンで、スキャンスタートとサーチスタート、つまり、VFOスキャンと、メモリースキャンを切り替えて受信スタートが出来るようになっています。
電波を探すという点では、簡単になっているといえるのかしら。
操作系統は賛否分かれそう。
ちなみに、スキャンとサーチは、もう一度、ボタンを押してもストップしません。HOLDボタンを押します。




音質について
音質はなかなか健闘していると思います。
ただ、R5とは筐体のサイズが違うからか、かなり違いは感じますね。
好き嫌いが分かれるところ。
うーん、個人的には、R5の方がしっかりとした音が出るので、好きなんですが。
この辺りはご利用の皆さんの評価が待たれるところ。
そうそう、音質調整機能もあります。
低音・高音の出方を変化させられます。
もう少し、細かく設定できるといいなあと思うんですが、低音3種、高音3種です。
イヤホンで聞くとまた印象が変わるのかもしれません。
そうそう、前面にATTボタン(アッテネーター)があります。
強い信号を弱くする時などに効果を発揮します。
ボタン一つで働きますから、これはなかなか便利です。
また、スキャンスピードは速いですね。
全部の機器を調べているわけではありませんが、これは、かなり速いのでは?
最速?
VFOで上から下までスキャンさせても(いわゆるSEARCHモード)あっと言う間に一回りして帰ってきます。
その他、幾つか重要なポイントをまとめました。
バッテリーパックは、バックライトオフの連続受信で約8時間、
単三電池パックは、約16時間、
充電時間は約5時間。
電源オフで充電する必要があります。
※あくまでも実測ではなく、取扱説明書データによります。
IC-R5は電池食いだったので、それに比べますと、これだけの多機能機、ディスプレイがおおきくなっているわけで、そのわりには、まずまずの運用時間という感じでしょうか。
電池寿命については、もう一頑張りしてくれるといいんですけどねぇ……。
その他にも、AM/FMラジオ用のバーアンテナ内蔵、ATTについては前述、他に、設定で、RFGAIN(受信感度)調整が出来ます。通常はMAXなので、近接でノイズが強い時などに感度を落とす目的で使うことになると思います。
他、TRAIN(空線キャンセラー)、MSK機能もあります。
はい。今日はここまで。
来週は第三回、総まとめです。
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