ハンディアンテナを考える その1
交信距離を伸ばしたい! 受信距離を伸ばしたい!
交信距離・受信範囲は、地上高(見通し距離)などの使用環境、無線機(受信機)の性能、そして、アンテナの性能で大きく変わります。
もちろん、高台に登ってやれば、交信距離・受信距離は伸びますが、いちいち、高台を探すわけにもいきません。
そこで、考えられるのは、付属ハンディアンテナのレベルアップ!
慣れてくると、数本のアンテナを用途によって、使い分けられるとベスト。ハンディ機の楽しみ方もうんと広がることでしょう。
今回は、定番アンテナから、ちょっと変わったアンテナまで、当店取り扱いのハンディ用アンテナをご紹介。
現在、ハンディに直接接続できるハンディアンテナは、BNC型と、SMA型の二種類。いずれを購入しても、変換コネクターがありますから、使用無線機・受信機のコネクターと異なるアンテナを購入しても、大きく困ることはありませんが、可能であれば、変換コネクター無しで使ったほうが、使い勝手の点からも、損失の点からも、よいでしょう。
◆SRH789
一本お勧めを選ぶならば……
当店の売り上げランキングにも毎回登場していますが、やはり、SRH789 税込定価3,150 税込売価\2,363(SMA)でしょうか。
そのままで20センチ、伸ばせば80センチになります。
144/430MHzの送信も可能ですが、どちらかというと、広帯域受信用という感じ。
SMAコネクターで、全体的にも非常にスリムで綺麗。
これで6段、80センチというのはなかなか作るのも難しいようです。
そのわりに定価も3,150円ですから、これは売れて当たり前という感じ。
使ったことがない方には、性能を説明するのが難しいところ。
そうですね、15-20センチの付属アンテナでSメーターが2つくらいしかふれず、カサカサとノイズ交じりで入ってくる信号が、クリアに入ってくる……くらいの性能差はあります。
ご購入の皆様も、受信性能について、不満を聞くことはないので、その点はご安心を。
根本で折り曲げが出来ますが、これは、ハンディ機を卓上で寝かせた時にも、アンテナを垂直に向けるため。ハンディ機がころころ倒れたりしないので、結構重宝します。
ただ、これは、諸刃の剣で、どうしても、最終的には、このネジ部分が緩んだり弱まったりして寿命が尽きるパターンも多いようです。
特別に弱い……というわけではないんですが、やはり、可動部分があるということは、そこが弱点でもあるわけです。
一応、周波数に合わせて、ベストな長さに合わせて使用します。
周波数と長さの関係は、アンテナ本体に記述があります。
ただ、それほど神経質にならなくてもOK。場合によっては、フルに伸ばした時の方が感度がよいかも。その辺りは、いろいろと試してみて下さい。
いずれにしても、まず、一本、使ってみたいという方は、SRH789を試してみましょう。
◆SRH805S
続いて、お勧めするのが、SRH805S 税込定価2,940 税込売価\2,205。
こちらは、うってかわって、わずか4.5センチ。これ、付属のアンテナよりも交信距離は短くなるので、注意が必要です。
しばらく、ハンディ機を使うようになると、だいたいの交信距離・受信距離が分かってきます。そうしますと、目的の信号が受信出来れば、目的の人と交信できれば、それ以上のサイズのアンテナはいらないことに気付きます。
ハンディ機本体は小さくても、アンテナまで含めるとかなりの容積が必要。だからといって、アンテナを外すと、全く聞こえなくなってしまいますから。
そこで登場するのが、SRH805Sのようなミニアンテナ。
何割か付属アンテナよりも性能は落ちますが、それでも、近場であれば、十分に交信・受信が出来ます。
バッグに無線機本体をしまうことも可能になるということで、一本あれば重宝するんです。
各種ミニアンテナがありますが、当店では、SRH805Sをまずお勧めしています。
◆エアバンド専用
広帯域受信に合わせたモデルと同時に、最近は、特定のバンドに合わせたモデルもあります。その筆頭が、このエアバンド専用タイプ。
RH103 税込定価4,179 税込売価\3,134
RH1230 税込定価5,145 税込売価\3,859
がそれにあたります。
さすがに、エアバンドに合わせてあるだけあって、性能はいい。
103は、805+アルファの性能。あまり期待しないように。
1230は、エアバンド受信に関して言えば、ハンディ機に直接接続できるタイプとしては、最高でしょう。
本当は北辰産業さんも各種アンテナを出していたんですが、やめられてしまったのでねぇ……残念。
◆他
他にも各種アンテナがあります。
一度、形状を「く」の字の形にすると「く」の字の形で固定されるRHFシリーズ。超お値打ちな、RH795、799も人気です。
◆コメットさんのアンテナも人気。
一方、コメットさんは、SMAタイプ、BNCタイプ、いずれも、様々な長さ、種類が揃っているのが特徴。
外見も、ちょっと昔からのオーソドックスなデザインから、シャープなものまで様々。
もう少し、長いもの……、もう少し短いもの……、などを探すには最適。
SRH805Sのようにコンパクトタイプという意味では、
BNC型、CH32 税込定価3,465 税込売価\2,599 4.5センチ、
SMA型 SMA-701 税込定価2,940 税込売価\2,205 4.6センチがいい
ですね。
高性能を求めるのであれば、出来るだけ長いものを。
SMA、BNCそれぞれに、30センチ、40センチ台のアンテナが各種ありますので、ぴったりのものを探してみて下さい。
第一電波工業
http://www.cqcqde.com/shopping/handyant/handyantena.htm
http://www.cqcqde.com/shopping/handyant/handyantena2.htm
コメット
http://www.cqcqde.com/shopping/comet/comet4.htm
来週は、さらに細かく、特徴あるアンテナをご紹介してゆきますので
どうぞお楽しみに!
CQオームに戻る
トピックストップに戻る
交信距離・受信範囲は、地上高(見通し距離)などの使用環境、無線機(受信機)の性能、そして、アンテナの性能で大きく変わります。
もちろん、高台に登ってやれば、交信距離・受信距離は伸びますが、いちいち、高台を探すわけにもいきません。
そこで、考えられるのは、付属ハンディアンテナのレベルアップ!
慣れてくると、数本のアンテナを用途によって、使い分けられるとベスト。ハンディ機の楽しみ方もうんと広がることでしょう。
今回は、定番アンテナから、ちょっと変わったアンテナまで、当店取り扱いのハンディ用アンテナをご紹介。
現在、ハンディに直接接続できるハンディアンテナは、BNC型と、SMA型の二種類。いずれを購入しても、変換コネクターがありますから、使用無線機・受信機のコネクターと異なるアンテナを購入しても、大きく困ることはありませんが、可能であれば、変換コネクター無しで使ったほうが、使い勝手の点からも、損失の点からも、よいでしょう。
◆SRH789
一本お勧めを選ぶならば……
当店の売り上げランキングにも毎回登場していますが、やはり、SRH789 税込定価3,150 税込売価\2,363(SMA)でしょうか。
そのままで20センチ、伸ばせば80センチになります。
144/430MHzの送信も可能ですが、どちらかというと、広帯域受信用という感じ。
SMAコネクターで、全体的にも非常にスリムで綺麗。
これで6段、80センチというのはなかなか作るのも難しいようです。
そのわりに定価も3,150円ですから、これは売れて当たり前という感じ。
使ったことがない方には、性能を説明するのが難しいところ。
そうですね、15-20センチの付属アンテナでSメーターが2つくらいしかふれず、カサカサとノイズ交じりで入ってくる信号が、クリアに入ってくる……くらいの性能差はあります。
ご購入の皆様も、受信性能について、不満を聞くことはないので、その点はご安心を。
根本で折り曲げが出来ますが、これは、ハンディ機を卓上で寝かせた時にも、アンテナを垂直に向けるため。ハンディ機がころころ倒れたりしないので、結構重宝します。
ただ、これは、諸刃の剣で、どうしても、最終的には、このネジ部分が緩んだり弱まったりして寿命が尽きるパターンも多いようです。
特別に弱い……というわけではないんですが、やはり、可動部分があるということは、そこが弱点でもあるわけです。
一応、周波数に合わせて、ベストな長さに合わせて使用します。
周波数と長さの関係は、アンテナ本体に記述があります。
ただ、それほど神経質にならなくてもOK。場合によっては、フルに伸ばした時の方が感度がよいかも。その辺りは、いろいろと試してみて下さい。
いずれにしても、まず、一本、使ってみたいという方は、SRH789を試してみましょう。
◆SRH805S
続いて、お勧めするのが、SRH805S 税込定価2,940 税込売価\2,205。
こちらは、うってかわって、わずか4.5センチ。これ、付属のアンテナよりも交信距離は短くなるので、注意が必要です。
しばらく、ハンディ機を使うようになると、だいたいの交信距離・受信距離が分かってきます。そうしますと、目的の信号が受信出来れば、目的の人と交信できれば、それ以上のサイズのアンテナはいらないことに気付きます。
ハンディ機本体は小さくても、アンテナまで含めるとかなりの容積が必要。だからといって、アンテナを外すと、全く聞こえなくなってしまいますから。
そこで登場するのが、SRH805Sのようなミニアンテナ。
何割か付属アンテナよりも性能は落ちますが、それでも、近場であれば、十分に交信・受信が出来ます。
バッグに無線機本体をしまうことも可能になるということで、一本あれば重宝するんです。
各種ミニアンテナがありますが、当店では、SRH805Sをまずお勧めしています。
◆エアバンド専用
広帯域受信に合わせたモデルと同時に、最近は、特定のバンドに合わせたモデルもあります。その筆頭が、このエアバンド専用タイプ。
RH103 税込定価4,179 税込売価\3,134
RH1230 税込定価5,145 税込売価\3,859
がそれにあたります。
さすがに、エアバンドに合わせてあるだけあって、性能はいい。
103は、805+アルファの性能。あまり期待しないように。
1230は、エアバンド受信に関して言えば、ハンディ機に直接接続できるタイプとしては、最高でしょう。
本当は北辰産業さんも各種アンテナを出していたんですが、やめられてしまったのでねぇ……残念。
◆他
他にも各種アンテナがあります。
一度、形状を「く」の字の形にすると「く」の字の形で固定されるRHFシリーズ。超お値打ちな、RH795、799も人気です。
◆コメットさんのアンテナも人気。
一方、コメットさんは、SMAタイプ、BNCタイプ、いずれも、様々な長さ、種類が揃っているのが特徴。
外見も、ちょっと昔からのオーソドックスなデザインから、シャープなものまで様々。
もう少し、長いもの……、もう少し短いもの……、などを探すには最適。
SRH805Sのようにコンパクトタイプという意味では、
BNC型、CH32 税込定価3,465 税込売価\2,599 4.5センチ、
SMA型 SMA-701 税込定価2,940 税込売価\2,205 4.6センチがいい
ですね。
高性能を求めるのであれば、出来るだけ長いものを。
SMA、BNCそれぞれに、30センチ、40センチ台のアンテナが各種ありますので、ぴったりのものを探してみて下さい。
第一電波工業
http://www.cqcqde.com/shopping/handyant/handyantena.htm
http://www.cqcqde.com/shopping/handyant/handyantena2.htm
コメット
http://www.cqcqde.com/shopping/comet/comet4.htm
来週は、さらに細かく、特徴あるアンテナをご紹介してゆきますので
どうぞお楽しみに!
CQオームに戻る
トピックストップに戻る
- 関連記事
スポンサーサイト
Comment