発売直前!IC-7300、どこがどうすごいのか!超解説!

発売直前!IC-7300、どこがどうすごいのか!超解説!
◆はじめに
さあ、いよいよ、IC-7300の予約が始まります!
今日は、現時点で公開出来る最新情報盛り沢山で、IC-7300の魅力をご紹介してゆきます。
◆基本情報とキャッチコピーについて
まず、基本情報。IC-7300は、HF/50MHzのオールモード機。正確なサイズ出ました。240×95×238 重量約4.1Kg ※オプション含まず……です。かなりコンパクトです。
キャッチコピーは、『さあ、HFの扉を開こう。』初心者の方から幅広くHFを楽しんでもらたいというコンセプトでね。
そして『最強のコンパクトHFトランシーバー』というのは、素晴らしいキャッチコピーだなと思いますよ。ならやまでのアイコムフェスティバル、CQオームでのアイコムフェアで、IC-7300の技術解説を聞いてきましたが、まさに、IC-7300はその言葉通りなんです。いいキャッチコピーつけたなあ~。
あとから詳しく説明しますが、IC-7600、7700、IC-7851などと比べれば、確かに、見劣りする部分はありますが、それはサイズと価格を考えれば当たり前……。コンパクトHF機という括り(くくり)の中では、間違いなく、本機は『最強』です!
さて、性能の詳しい話です。
基本性能、リアルタイムスコープ機能、UI、チューナーあたりの特長を順番にご紹介してゆきます。
◆ハムフェアで本機に触れた方へ
そうそう、ハムフェアで本機を触ったよ! という方に、まず、一言!
当時も、「これは、すごいマシンだ!」と思ったかもしれませんが、当時の7300とは全く別物だと思った方がよいです! 基本性能、チャンネルスコープ、操作性、いずれも、ワンランクツーランクレベルアップしています。チャンネルスコープなどすごいことになってますよ……とは聞いていましたが、私も、ならやまで触ったらびっくりしました。夏とは全く違う性能のマシンになっています! 是非、アイコムフェアや、後日、店頭展示機でご確認下さい~。
◆RMDR特性
さて、アイコムの技術さんの言葉を借りますと、今、HF機の純粋な受信感度というのは、どのメーカー、どの機種も、限界を目指して、性能は肉薄していて、大きな差が見出せなくなっているとのこと。
そうなってくると、隣接した強い信号にかき消されてしまう目的の信号がどこまで拾えるかRMDR特性(Reciprocal Mixing Dynamic Range)の差こそが、実戦で大切になってきている。今、まさに、HF機の性能比較は、そういう段階に入ってきた……ということですね。
本機のRMDR特性は抜群です。アイコムの従来機や、他社のコンパクトHF機と比べて、格段の高性能となっています。ならやまでは、3KHz離れただけで、目的の信号が浮かび上がってくるのを聞かせていただきました。※これは、実際のノイズ状況・目的の信号強度・使用環境によって異なります。ここまでこの性能だと、正直なところ、アイコムのその他のラインナップを喰ってしまう……というのは間違いないですねー。ジョブズも以前に言ってました。他社に喰われるくらいなら、自社で喰えばいい。そんな感じですよ。
◆リアルタイムスコープ機能について
最近は、大型ディスプレイにチャンネルスコープが一つの方向性。
基本性能はもちろんですが、やはり、使いやすさというのは、大切ですよね。
チャンネルスコープは、見た目にもキレイですが、それだけでなく、高性能であれば、バンドの状況を把握、目的の信号を素早く見つけるという点で、非常に便利です。
各社様々なチャンネルスコープがありますが、IC-7300のチャンネルスコープは群を抜いて素晴らしいです。
高解像度480×272ドット。スペクトラムスコープ/オーディオスコープ。ウォーターフォールでは、CWの符号が読み取れるほどの高精細。スイープ速度は、約30画面/秒と7850/7851同等。スパン幅は、5kHz~1000kHz。7800/7851以外には敵無し……という感じ。正直、スコープ性能だけでいえば、7600、7700を完全に超えています。静止画像だけでは分かりづらいですが、実機や動画を確認してみると、その凄さが分かりますよ。
◆UI(ユーザーインターフェース)は抜群!
最近のアイコム製品は、分かりやすいユーザーインターフェースだな……と思うことが多いんですが、本品は、さらに分かりやすくなっています。数分で、すぐに使えちゃいます。なんとなく、この辺かな……と思って、ディスプレイにタッチすれば、だいたい、設定が出て来て、使えてしまう……笑。
聞いてみると、すごいですよー。本機に詳しくないメンバーを連れてきて、まず、本体を触ってもらい、全部動画で記録。動作でつまったところ、直感的に使えない部分を見つけて、修正。テスト。修正。テスト。それを繰り返して作られているんだそうです。本当に使いやすく仕上がってます。
◆内蔵アンテナチューナー
本機は、このサイズで、チューナー内蔵ですが、チューナーも従来機に比べて、かなりレベルアップしています。周波数範囲1.9~50MHz。スピードの実数値は後ほど出てくるでしょう。
◆これらの機能を盛り込んで、この定価設定を可能にしたのは、RFダイレクトサンプリング方式。IF、クリスタルBPF等の制約がなくなり、設計自由度が上がり、コストダウンが可能になりました。その分を他の機能に割り当てることが出来たのが、このコストパフォーマンスの秘密なんだそうです~~~。
◆最後に
純粋な受信感度を含めた、IC-7851、IC-7700、IC-7600の総合的力・地位は揺らぎません。しかし、最新技術という点、例えば、リアルタイムスコープ機能など、部分的には、IC-7300が、アイコム高級HF機群を、超えている部分もあります。『最強のコンパクトHF機』というキーワードにピーンときた人は、IC-7300検討の余地ありです!!
IC-7300
http://www.cqcqde.com/shop/82_30225.html
IC-7300M
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IC-7300S
http://www.cqcqde.com/shop/82_30227.html
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