D-STARとWIRES-Xに「格安」でオンエアーする方法!?
小さなハンディトランシーバーなのに、日本中、世界中と交信ができてしまう「D-STAR」と「WIRES-X」が大人気。当店にご注文いただく144/430MHz帯の2バンドハンディ機の6~7割はD-STARかWIRES-Xの対応モデルという状態です。

アイコム・ID-51と八重洲無線・FT1D
そこで今日は「D-STAR」と「WIRES-X」をとにかく安く、手軽に始めたい!という方のために、耳寄りな情報をお届けしましょう。でも、その前に、少しおさらいから(笑)。
★D-STARとは?
JARLが開発した、アマチュア無線のデジタル通信システムです。「DVモード」というデジタル音声モードを使って、FMモードと同じように、単一周波数(シンプレックス)で交信もできますが、魅力は何と言ってもレピータ局にあります。
日本全国には430MHz帯を中心に195局のD-STARレピータ局が設置され、一部を除いてインターネット回線で結ばれています。そのためD-STAR対応機でレピータにアクセスし、その信号を遠く離れたレピータ局から再送信(ゲート越え)させることが可能。例えば東京・秋葉原を歩きながら「秋葉原レピータ」にアクセスし北海道や沖縄のレピータと繋いで交信をすることもできます。
また、アメリカやヨーロッパなどにもたくさんのD-STARレピータがあります。設定すれば、そうした海外D-STARレピータと結んだDX QSOも可能です。
D-STARは遠く離れた局との音声交信だけではなく、データを送受信することもできるので、内蔵のGPSアンテナで取得した位置情報データを交換し合ったり、専用アプリを入れたAndroidスマートフォンとトランシーバーを接続して、画像などを送り合うこともできます。
2015年3月現在、D-STARの対応機種を発売しているのはアイコムだけ。ハンディ機では430MHz帯モノバンドの「ID-31」、144/430MHz帯2バンドの「ID-51」、モービル機では144/430MHz帯2バンドの「ID-5100」が人気ですが、ほかにもHF~430MHz帯のコンパクトなオールモード機「IC-7100」や、HF~430MHz帯(オプションで1200MHz帯も可能)固定機の「IC-9100」などの製品もあります。

D-STARレピータの「ゲート越え」で遠距離交信も可能
★WIRES-Xとは?
アマチュア無線とインターネットを融合した通信システムのひとつが、八重洲無線の「WIRES-X(ワイヤーズ・エックス)」です。個人局やクラブ局が手軽にアクセスポイントとなる「ノード局」を設置できることから、日本で約1,000局、全世界では約1,300ものノード局が稼働しています。
ノード局はインターネット経由で、WIRES-Xの専用サーバーに接続されています。そのため最寄りのノード局にアクセスすることで、日本中、世界中と交信が可能です。
八重洲無線は2002年から「WIRES-II(ワイヤーズ・ツー)」というシステムを構築、運営してきましたが、2013年に業務用無線では世界的に使用されている「C4FM」というデジタル通信方式を採用したアマチュア無線機、FT1DやFTM-400D/DHを発売。これを機にデジタル通信の特徴を活かした新システムの「WIRES-X」を始めました。
一種の会議室である「ルーム」でのおしゃべりや、ニュースステーション機能で画像やテキストの公開(カメラ内蔵のハンドマイクを使って、簡単に写真を撮ってアップロードできる)など、さまざまな楽しみがあります。
2015年3月現在、WIRES-Xのノード局にC4FMデジタル方式でアクセスできるのは、144/430MHz帯2バンドハンディ機の「FT1D」、144/430MHz帯2バンドモービル機の「FTM-400D/DH」、HF~430MHz帯オールモード機の「FT-991」の各モデルですが、さらに新型の144/430MHz帯2バンドハンディ機「FT2D」も加わる予定です。
なおノード局の開設には、Windowsパソコンとブロードバンド回線、FTM-400D/DH、インターフェースユニットのHRI-200が必要です。

WIRES-Xは日本全国に約1,000ものノード局がある
★D-STARとWIRES-X、どちらが楽しい!?
たまにお客様から「D-STARとWIRES-X、どちらが楽しいですか?」と聞かれますが、これはなかなか難しいです(笑)。
そこで「お住まいの近くにD-STARのレピータはありますか?」「仲の良いローカルさんは、D-STARとWIRES-Xのどちらを楽しんでいらっしゃいますか?」とお尋ねした上で、アドバイスをさせていただくことにしています。
D-STARのレピータは「JARL局」ですから、多くの局が24時間フル稼働していて、管理団体の皆さんによる管理もしっかりしています。山頂などに設置されているので電波の飛びも良いため、単体のレピータ(「山かけ」使用)としても便利です。でも増加中とはいえ、まだD-STARレピータ局の少ない地域もあります。
WIRES-Xはノード局が個人(またはクラブ)で開設しているので、中には24時間運用ではなく、土日に管理者の方がいる時間だけ運用するようなノード局もあります。でも日本全国に1,000ものノード局があるのは魅力ですし、近所になければ自分でノード局を始めてしまうこともできます。
当店のオススメとしては、無理にどちらか一方を選ぶのではなくて、「D-STARとWIRES-X、どっちも始めましょう!」ということです。というのも、CQオームにはD-STAR対応機、WIRES-X対応機の超お値打ちなモデルがあるんですよ(笑)。
★実は「お得な商品」があるんです♪(D-STAR編)
まずD-STARのお値打ちモデルからご紹介しましょう。
<D-STAR対応機のお値打ち品>
・ID-51(ノーマルモデル、最終売り尽くし)→ 価格はお問い合わせ下さい!
詳しくはこちらをクリック!
では、お値打ち商品の理由をご説明しましょう。
ID-51は2012年末に登場した人気モデルですが、2014年8月にアイコムの50周年を記念して、新機能搭載+ノーマルアンテナ以外にロングアンテナも付属+スペシャル塗装を施した「ID-51 アイコム50周年記念モデル」という製品が、全世界5,000台限定(レッド、ターコイズ、ライム、ホワイト、ブラックの各色1,000台ずつ)で発売されました。
この記念モデルが大人気となって、2014年の秋には完売に近い状態になりました。その後、ロングアンテナやスペシャル塗装はないけれども、記念モデルと同等の新機能を搭載した「ID-51 新機能プラスモデル」が2014年11月に発売されて現在に至っています。
もうおわかりでしょう(笑)。お値打ちになっているのは、2014年8月以前に発売された、新機能のない“ノーマルモデル”のID-51なのです。
大きな違いは、「GPSを利用した、アナログレピータの自動リストアップ&簡単設定」「Androidアプリ「RS-MS1A(フリーウェア)への対応」「約3倍のデータ通信速度を実現する、DVモードのFastデータ通信」の3つに非対応な点です。
もし「アナログレピータはあまり使わないし、Androidスマホは持っていないし、D-STARレピータは音声交信だけだから」ということなら、このノーマルモデルのID-51がピッタリです(アイコムのサイトで最新版のD-STARレピータ局データを入れることも可能です)。
当店の在庫ももうわずかになりましたので、今回“最終売り尽くし”ということで、価格はここで書けないほど「お値打ち」にしてあります。気軽にD-STARに入門したい方、ID-51の買い増しをしたい方、ぜひお問い合わせください!

最寄りレピータを単独で使う「山かけ」はお手軽。ちなみに右側は「鮪の山かけ丼」
★実は「お得な商品」があるんです♪(WIRES-X編)
続いてはWIRES-Xに対応した八重洲無線のモデルのお値打ち品です。
<WIRES-X対応機のお値打ち品>
・FT1D(通常のリチウムイオン電池パック付属)→ 38,880円!
※4GBのmicroSDカードをサービス
※カラーは「ブラック」と「シルバー」の2タイプあり
詳しくはこちらをクリック!(シルバー)
詳しくはこちらをクリック!(ブラック)
ご存じ、C4FMデジタルと通常のFMモードに対応した144/430MHz帯の2バンドハンディ機です。発売後しばらくしてから、付属のリチウムイオン電池パックを大容量(1800mAh)のものに変更した「FT1D ヘビーデューティーパッケージ」というモデルが追加され、そちらが主流になり、一本化されることになりました。
そのため、通常の容量(1100mAh)のリチウムイオン電池パックが付属したFT1Dの在庫品を、お値打ちで提供しています。
FT1D本体の機能には違いはありません。なんと4GBのmicroSDカードもサービスで1枚おつけします!
スリムなサイズで手軽に使いたい、まずはFT1DやWIRES-Xを気軽に試してみたいという方には、ぜひご検討いただきたいモデルです。

海外へのアクセスもお手軽
--南のほうから桜の便りが聞かれるシーズンになりました。これからはハンディ機を使ったフィールド運用が楽しみですね。
ちょっとお買い得なID-51、FT1Dで、D-STARやWIRES-Xを気軽に始めてみませんか。お問い合わせをお待ちしています!!
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そこで今日は「D-STAR」と「WIRES-X」をとにかく安く、手軽に始めたい!という方のために、耳寄りな情報をお届けしましょう。でも、その前に、少しおさらいから(笑)。
★D-STARとは?
JARLが開発した、アマチュア無線のデジタル通信システムです。「DVモード」というデジタル音声モードを使って、FMモードと同じように、単一周波数(シンプレックス)で交信もできますが、魅力は何と言ってもレピータ局にあります。
日本全国には430MHz帯を中心に195局のD-STARレピータ局が設置され、一部を除いてインターネット回線で結ばれています。そのためD-STAR対応機でレピータにアクセスし、その信号を遠く離れたレピータ局から再送信(ゲート越え)させることが可能。例えば東京・秋葉原を歩きながら「秋葉原レピータ」にアクセスし北海道や沖縄のレピータと繋いで交信をすることもできます。
また、アメリカやヨーロッパなどにもたくさんのD-STARレピータがあります。設定すれば、そうした海外D-STARレピータと結んだDX QSOも可能です。
D-STARは遠く離れた局との音声交信だけではなく、データを送受信することもできるので、内蔵のGPSアンテナで取得した位置情報データを交換し合ったり、専用アプリを入れたAndroidスマートフォンとトランシーバーを接続して、画像などを送り合うこともできます。
2015年3月現在、D-STARの対応機種を発売しているのはアイコムだけ。ハンディ機では430MHz帯モノバンドの「ID-31」、144/430MHz帯2バンドの「ID-51」、モービル機では144/430MHz帯2バンドの「ID-5100」が人気ですが、ほかにもHF~430MHz帯のコンパクトなオールモード機「IC-7100」や、HF~430MHz帯(オプションで1200MHz帯も可能)固定機の「IC-9100」などの製品もあります。

★WIRES-Xとは?
アマチュア無線とインターネットを融合した通信システムのひとつが、八重洲無線の「WIRES-X(ワイヤーズ・エックス)」です。個人局やクラブ局が手軽にアクセスポイントとなる「ノード局」を設置できることから、日本で約1,000局、全世界では約1,300ものノード局が稼働しています。
ノード局はインターネット経由で、WIRES-Xの専用サーバーに接続されています。そのため最寄りのノード局にアクセスすることで、日本中、世界中と交信が可能です。
八重洲無線は2002年から「WIRES-II(ワイヤーズ・ツー)」というシステムを構築、運営してきましたが、2013年に業務用無線では世界的に使用されている「C4FM」というデジタル通信方式を採用したアマチュア無線機、FT1DやFTM-400D/DHを発売。これを機にデジタル通信の特徴を活かした新システムの「WIRES-X」を始めました。
一種の会議室である「ルーム」でのおしゃべりや、ニュースステーション機能で画像やテキストの公開(カメラ内蔵のハンドマイクを使って、簡単に写真を撮ってアップロードできる)など、さまざまな楽しみがあります。
2015年3月現在、WIRES-Xのノード局にC4FMデジタル方式でアクセスできるのは、144/430MHz帯2バンドハンディ機の「FT1D」、144/430MHz帯2バンドモービル機の「FTM-400D/DH」、HF~430MHz帯オールモード機の「FT-991」の各モデルですが、さらに新型の144/430MHz帯2バンドハンディ機「FT2D」も加わる予定です。
なおノード局の開設には、Windowsパソコンとブロードバンド回線、FTM-400D/DH、インターフェースユニットのHRI-200が必要です。

★D-STARとWIRES-X、どちらが楽しい!?
たまにお客様から「D-STARとWIRES-X、どちらが楽しいですか?」と聞かれますが、これはなかなか難しいです(笑)。
そこで「お住まいの近くにD-STARのレピータはありますか?」「仲の良いローカルさんは、D-STARとWIRES-Xのどちらを楽しんでいらっしゃいますか?」とお尋ねした上で、アドバイスをさせていただくことにしています。
D-STARのレピータは「JARL局」ですから、多くの局が24時間フル稼働していて、管理団体の皆さんによる管理もしっかりしています。山頂などに設置されているので電波の飛びも良いため、単体のレピータ(「山かけ」使用)としても便利です。でも増加中とはいえ、まだD-STARレピータ局の少ない地域もあります。
WIRES-Xはノード局が個人(またはクラブ)で開設しているので、中には24時間運用ではなく、土日に管理者の方がいる時間だけ運用するようなノード局もあります。でも日本全国に1,000ものノード局があるのは魅力ですし、近所になければ自分でノード局を始めてしまうこともできます。
当店のオススメとしては、無理にどちらか一方を選ぶのではなくて、「D-STARとWIRES-X、どっちも始めましょう!」ということです。というのも、CQオームにはD-STAR対応機、WIRES-X対応機の超お値打ちなモデルがあるんですよ(笑)。
★実は「お得な商品」があるんです♪(D-STAR編)
まずD-STARのお値打ちモデルからご紹介しましょう。
<D-STAR対応機のお値打ち品>
・ID-51(ノーマルモデル、最終売り尽くし)→ 価格はお問い合わせ下さい!
詳しくはこちらをクリック!
では、お値打ち商品の理由をご説明しましょう。
ID-51は2012年末に登場した人気モデルですが、2014年8月にアイコムの50周年を記念して、新機能搭載+ノーマルアンテナ以外にロングアンテナも付属+スペシャル塗装を施した「ID-51 アイコム50周年記念モデル」という製品が、全世界5,000台限定(レッド、ターコイズ、ライム、ホワイト、ブラックの各色1,000台ずつ)で発売されました。
この記念モデルが大人気となって、2014年の秋には完売に近い状態になりました。その後、ロングアンテナやスペシャル塗装はないけれども、記念モデルと同等の新機能を搭載した「ID-51 新機能プラスモデル」が2014年11月に発売されて現在に至っています。
もうおわかりでしょう(笑)。お値打ちになっているのは、2014年8月以前に発売された、新機能のない“ノーマルモデル”のID-51なのです。
大きな違いは、「GPSを利用した、アナログレピータの自動リストアップ&簡単設定」「Androidアプリ「RS-MS1A(フリーウェア)への対応」「約3倍のデータ通信速度を実現する、DVモードのFastデータ通信」の3つに非対応な点です。
もし「アナログレピータはあまり使わないし、Androidスマホは持っていないし、D-STARレピータは音声交信だけだから」ということなら、このノーマルモデルのID-51がピッタリです(アイコムのサイトで最新版のD-STARレピータ局データを入れることも可能です)。
当店の在庫ももうわずかになりましたので、今回“最終売り尽くし”ということで、価格はここで書けないほど「お値打ち」にしてあります。気軽にD-STARに入門したい方、ID-51の買い増しをしたい方、ぜひお問い合わせください!

★実は「お得な商品」があるんです♪(WIRES-X編)
続いてはWIRES-Xに対応した八重洲無線のモデルのお値打ち品です。
<WIRES-X対応機のお値打ち品>
・FT1D(通常のリチウムイオン電池パック付属)→ 38,880円!
※4GBのmicroSDカードをサービス
※カラーは「ブラック」と「シルバー」の2タイプあり
詳しくはこちらをクリック!(シルバー)
詳しくはこちらをクリック!(ブラック)
ご存じ、C4FMデジタルと通常のFMモードに対応した144/430MHz帯の2バンドハンディ機です。発売後しばらくしてから、付属のリチウムイオン電池パックを大容量(1800mAh)のものに変更した「FT1D ヘビーデューティーパッケージ」というモデルが追加され、そちらが主流になり、一本化されることになりました。
そのため、通常の容量(1100mAh)のリチウムイオン電池パックが付属したFT1Dの在庫品を、お値打ちで提供しています。
FT1D本体の機能には違いはありません。なんと4GBのmicroSDカードもサービスで1枚おつけします!
スリムなサイズで手軽に使いたい、まずはFT1DやWIRES-Xを気軽に試してみたいという方には、ぜひご検討いただきたいモデルです。

--南のほうから桜の便りが聞かれるシーズンになりました。これからはハンディ機を使ったフィールド運用が楽しみですね。
ちょっとお買い得なID-51、FT1Dで、D-STARやWIRES-Xを気軽に始めてみませんか。お問い合わせをお待ちしています!!
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