アマチュア無線の可能性を広げるWIRES-Xの世界!
本日は、WiRES(ワイヤーズ)のご紹介です!
そもそもの話から、ワイヤーズの現状、これから始められる方に役立つ情報をまとめてみました!


スタートして10年が過ぎ、ノード局、ユーザー局も増加中のVoIP通信「WIRES」(アナログ通信)に加えて、今回、デジタル通信も新たに追加されたことでさらに楽しさの幅が増えました。

WIRESはVoIP通信のひとつで、既に光電話やスカイプなどで利用されている方式です。パソコンのマイクとスピーカーに無線機をつないで有線と無線を融合させたシステム、これがWIRESです。

WIRES-IIを含め、従来のVoIP無線はアナログ無線機を利用したシステムでしたが……。

新たにデジタルモードを加えたことで画像や文字データの交換やパソコンのメモリーを利用して、画像・音声のアップロード・ダウンロードもできるようになりました。さらに通常ではアナログ無線機とデジタル無線機は交信できませんがWIRES-Xでは、サーバーを介してアナログ局とデジタル局同士の音声交信も可能となりました。

これが、アナログ局とデジタル局をインターネットを介して交信できる概念図です。

デジタル対デジタル、アナログ対アナログ、そしてアナログ対デジタル局が交信できるのがWIRES-Xの大きな特徴です。

WIRES-IIはもともと専用機を必要とせず、どのメーカーのアナログ無線機でもDTMF信号を使用出来れば(ノード局の設定によってはDTMF無しでも)誰もが運用できるシステムとして誕生しました。
例えば東日本大震災などで多くの方がWIRES-IIの信号をキャッチして情報を得られたのは
20年、30年前の旧式アナログトランシーバーでも受信できることが出来たからと言われています。
WIRES-Xではこの「垣根の無い通信スタイル」を尊重して、アナログモードを排除せず、ノード局の設定変更だけでデジタルノード局を即座にアナログノード局へモード変更出来る仕様にしました。

WIRES-IIでは最寄のノード局の探索が少し判りにくかったのですが、WIRES-Xのデジタルモードでは、自分からサーチ信号を送信することで、最寄りのノード局を探索し、見つかったら自動的にそのノード局を捕まえてリンクを張れるので、ノード局の状態・情報をとても得やすくなりました。

同様にルームの検索・情報も得やすくなり、無線機の画面上の情報表示が可能となりました。

WIRES-Xのデジタルモードではカメラ付マイクを利用することで、希望するノード局やルーム開設局のパソコンに画像をアップロードしたり、ダウンロードすることが可能になりました。勿論、文字メッセージも出来ます。ローカル・グループ局内での情報交換にはとても便利です。WIRESは直接波では届かないロケーションでもインターネット網を利用してカバーすることが出来ます。

ノード局が複数集まり、ひとつのルームに集まれば日本中・世界中の広範囲をラウンドQSOすることも可能です。




東日本大震災ではWIRESの活躍が新聞報道等で紹介されました。
また、各地の日本赤十字無線奉仕団さんや、非常通信訓練、防災ボランティアの方が所属する無線クラブ等で注目を浴びており、実際に活用された事例も報告されています。


WIRES-Xに関する情報はウェブ上で沢山あります。
八重洲無線公式サイトをはじめ、CQ誌のコラムや、ルームを開設しているノードオーナーさんのサイト、ハムフェアでおなじみの有名クラブさんのブログなど参考になる記事が沢山ありますので是非、覗いてみてください。
最後に、ワイヤーズで交信してみたいけど、まだ未経験でちょっと敷居が高い……という方へ耳より情報です。
2015年1月1日から3日までの3日間に「岐阜WIRESハムクラブ」さん主催の「WIRES-X QSOパーティ」が行われます。沢山の方がオンエアーされますので、気軽に参加してみてください。
詳細はCQ誌1月号の「WIRESを楽しもう」のページ、又は、WIRESネットワークコミュニティのブログ(http://blog.goo.ne.jp/jq1zev)に参加方法が掲載されています。
WIRESを含むVoIP通信のバンドプランは下記の通りです。
・52.00MHz~52.30MHz (WIRES-X アナログモード)
・144.50MHz~144.60MHz (WIRES-X デジタルモード・アナログモード)
・430.70MHz~431.00MHz (WIRES-X デジタルモード・アナログモード)
・1294.60MHz~1294.90MHz (WIRES-X アナログモード)
この周波数帯の中でWIRES-Xの信号が聞こえたら気軽に参加してみてはどうでしょう。
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スタートして10年が過ぎ、ノード局、ユーザー局も増加中のVoIP通信「WIRES」(アナログ通信)に加えて、今回、デジタル通信も新たに追加されたことでさらに楽しさの幅が増えました。

WIRESはVoIP通信のひとつで、既に光電話やスカイプなどで利用されている方式です。パソコンのマイクとスピーカーに無線機をつないで有線と無線を融合させたシステム、これがWIRESです。

WIRES-IIを含め、従来のVoIP無線はアナログ無線機を利用したシステムでしたが……。

新たにデジタルモードを加えたことで画像や文字データの交換やパソコンのメモリーを利用して、画像・音声のアップロード・ダウンロードもできるようになりました。さらに通常ではアナログ無線機とデジタル無線機は交信できませんがWIRES-Xでは、サーバーを介してアナログ局とデジタル局同士の音声交信も可能となりました。

これが、アナログ局とデジタル局をインターネットを介して交信できる概念図です。

デジタル対デジタル、アナログ対アナログ、そしてアナログ対デジタル局が交信できるのがWIRES-Xの大きな特徴です。

WIRES-IIはもともと専用機を必要とせず、どのメーカーのアナログ無線機でもDTMF信号を使用出来れば(ノード局の設定によってはDTMF無しでも)誰もが運用できるシステムとして誕生しました。
例えば東日本大震災などで多くの方がWIRES-IIの信号をキャッチして情報を得られたのは
20年、30年前の旧式アナログトランシーバーでも受信できることが出来たからと言われています。
WIRES-Xではこの「垣根の無い通信スタイル」を尊重して、アナログモードを排除せず、ノード局の設定変更だけでデジタルノード局を即座にアナログノード局へモード変更出来る仕様にしました。

WIRES-IIでは最寄のノード局の探索が少し判りにくかったのですが、WIRES-Xのデジタルモードでは、自分からサーチ信号を送信することで、最寄りのノード局を探索し、見つかったら自動的にそのノード局を捕まえてリンクを張れるので、ノード局の状態・情報をとても得やすくなりました。

同様にルームの検索・情報も得やすくなり、無線機の画面上の情報表示が可能となりました。

WIRES-Xのデジタルモードではカメラ付マイクを利用することで、希望するノード局やルーム開設局のパソコンに画像をアップロードしたり、ダウンロードすることが可能になりました。勿論、文字メッセージも出来ます。ローカル・グループ局内での情報交換にはとても便利です。WIRESは直接波では届かないロケーションでもインターネット網を利用してカバーすることが出来ます。

ノード局が複数集まり、ひとつのルームに集まれば日本中・世界中の広範囲をラウンドQSOすることも可能です。




東日本大震災ではWIRESの活躍が新聞報道等で紹介されました。
また、各地の日本赤十字無線奉仕団さんや、非常通信訓練、防災ボランティアの方が所属する無線クラブ等で注目を浴びており、実際に活用された事例も報告されています。


WIRES-Xに関する情報はウェブ上で沢山あります。
八重洲無線公式サイトをはじめ、CQ誌のコラムや、ルームを開設しているノードオーナーさんのサイト、ハムフェアでおなじみの有名クラブさんのブログなど参考になる記事が沢山ありますので是非、覗いてみてください。
最後に、ワイヤーズで交信してみたいけど、まだ未経験でちょっと敷居が高い……という方へ耳より情報です。
2015年1月1日から3日までの3日間に「岐阜WIRESハムクラブ」さん主催の「WIRES-X QSOパーティ」が行われます。沢山の方がオンエアーされますので、気軽に参加してみてください。
詳細はCQ誌1月号の「WIRESを楽しもう」のページ、又は、WIRESネットワークコミュニティのブログ(http://blog.goo.ne.jp/jq1zev)に参加方法が掲載されています。
WIRESを含むVoIP通信のバンドプランは下記の通りです。
・52.00MHz~52.30MHz (WIRES-X アナログモード)
・144.50MHz~144.60MHz (WIRES-X デジタルモード・アナログモード)
・430.70MHz~431.00MHz (WIRES-X デジタルモード・アナログモード)
・1294.60MHz~1294.90MHz (WIRES-X アナログモード)
この周波数帯の中でWIRES-Xの信号が聞こえたら気軽に参加してみてはどうでしょう。
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