「CW-EPO」試用リポート<第2弾 実際の使用感編>
GHDキー×CQオームのコラボパドル「CW-EPO」。
その試作品を、あるOMさんにテストしていただいたところ、詳しいインプレッションが届きました。2月25日のこのブログで第1弾をご紹介しましたので、今日は続きの「第2弾」。いよいよ実際の使用感のお話です!
さて、CW-EPOをとりあえず練習機につなぎました。CW-ONEと同様、接続は3.5mmのステレオジャックで簡単にできるのは大助かりです。
少し緊張しながらアクリルつまみを握ってみると、おおっ、いつもとは違う感触!! いつものパドルなら金属軸が後方にある接点にそのままの勢いでぶつかるため、良くも悪くも「カチッ!」とした打感があります。少々力を入れて操作するクセもあるため、指先に“衝撃が戻ってくる”印象があります。

ところがこのCW-EPOは「適切な打感」はあるのですが、指先に戻ってくる嫌な衝撃はなく、金属軸が優しく、バランス良く受け止めてくれるような印象です。「なるほど、これが軟らかいということか!」と理解しました。
この秘密が前回も紹介した「二重構造」。パドル先端からまっすぐ伸びたメインの「金属軸」と、それに平行する薄い「金属板」で構成されています。パドルを打つと接点に当たるのは薄い金属板のほうで、金属軸は金属板との隙間の分だけ“余裕”となって衝撃を受け止め“当たりの柔らかさ(弾力)”を生み出すわけです。

しかも薄い金属板や金属軸が接点と当たる角度は「直角」ではなく、角度がついていて(これを「中空傾斜接点構造」と呼んでいるようです)、これも“当たりの柔らかさ”に貢献しています。
また、薄い金属板と金属軸の隙間は、付属の六角レンチを使って左右それぞれが無段階に調整できますから(接点スライダー構造)、長点と単点で好みの柔らかさを得ることができます。これは芸が細かい!!


CW-EPOを数日使わせてもらいました。DXのパイルアップに参加し、ひたすら自分のコールサインだけを高速で打ち続けるような場合は、私はカチッとした打感があってほしいので、六角レンチで接点スライダーの調整ネジを回し、金属板との隙間がやや少ない位置にしました。

また7MHz帯の国内QSOや、ローカルとの適当なラグチュー(失礼!!)のような場合は、柔らかさのある位置に変えたほうが気持ちよく打つことができました。使うほどに指に吸い付くような感覚があり、長めのQSOを終えた後の疲労感もありません。これなら移動運用やコンテストで使用する場合にも良さそうです。
「柔らかさ」のことを書くと、CW-EPOがゆるゆるなパドルに思われてしまうかもしれませんが、そこはGHDキー。各部の作りや剛性感は非常にしっかりしています。嫌な感じの遊びもなく、使用中に調整用のネジを締め直す必要もまったくありませんでした。これなら経年変化も少ないでしょう。
CW-EPOの価格(予約特価)は26,800円。CW-ONEの2倍近い価格ですが、よく考えられた打感の調整機能と全体の作りを考えたら適切な価格でしょう。
おそらくこのパドルは、CQオームの店頭や、製造メーカーであるGHDキーが出展するイベントなどで展示されると思います。リポートを読んでも半信半疑の方は、実際に見て、操作してみると「二重構造が作り出す柔らかさ」の意味がわかり、価格も納得できると思います。
ちなみに別売のウェイトの価格は2月20日現在で未定だそうですが、できれば両方の購入をお勧めします。また希望としては、塵や埃を防止するために、ツマミ以外の全体を覆えるアクリルケースのオプション設定が欲しいところですね。
CW-EPOの発売、期待しています!
3/1予約受付開始!
CW-EPO予約はこちら
その試作品を、あるOMさんにテストしていただいたところ、詳しいインプレッションが届きました。2月25日のこのブログで第1弾をご紹介しましたので、今日は続きの「第2弾」。いよいよ実際の使用感のお話です!
さて、CW-EPOをとりあえず練習機につなぎました。CW-ONEと同様、接続は3.5mmのステレオジャックで簡単にできるのは大助かりです。
少し緊張しながらアクリルつまみを握ってみると、おおっ、いつもとは違う感触!! いつものパドルなら金属軸が後方にある接点にそのままの勢いでぶつかるため、良くも悪くも「カチッ!」とした打感があります。少々力を入れて操作するクセもあるため、指先に“衝撃が戻ってくる”印象があります。

ところがこのCW-EPOは「適切な打感」はあるのですが、指先に戻ってくる嫌な衝撃はなく、金属軸が優しく、バランス良く受け止めてくれるような印象です。「なるほど、これが軟らかいということか!」と理解しました。
この秘密が前回も紹介した「二重構造」。パドル先端からまっすぐ伸びたメインの「金属軸」と、それに平行する薄い「金属板」で構成されています。パドルを打つと接点に当たるのは薄い金属板のほうで、金属軸は金属板との隙間の分だけ“余裕”となって衝撃を受け止め“当たりの柔らかさ(弾力)”を生み出すわけです。

しかも薄い金属板や金属軸が接点と当たる角度は「直角」ではなく、角度がついていて(これを「中空傾斜接点構造」と呼んでいるようです)、これも“当たりの柔らかさ”に貢献しています。
また、薄い金属板と金属軸の隙間は、付属の六角レンチを使って左右それぞれが無段階に調整できますから(接点スライダー構造)、長点と単点で好みの柔らかさを得ることができます。これは芸が細かい!!


CW-EPOを数日使わせてもらいました。DXのパイルアップに参加し、ひたすら自分のコールサインだけを高速で打ち続けるような場合は、私はカチッとした打感があってほしいので、六角レンチで接点スライダーの調整ネジを回し、金属板との隙間がやや少ない位置にしました。

また7MHz帯の国内QSOや、ローカルとの適当なラグチュー(失礼!!)のような場合は、柔らかさのある位置に変えたほうが気持ちよく打つことができました。使うほどに指に吸い付くような感覚があり、長めのQSOを終えた後の疲労感もありません。これなら移動運用やコンテストで使用する場合にも良さそうです。
「柔らかさ」のことを書くと、CW-EPOがゆるゆるなパドルに思われてしまうかもしれませんが、そこはGHDキー。各部の作りや剛性感は非常にしっかりしています。嫌な感じの遊びもなく、使用中に調整用のネジを締め直す必要もまったくありませんでした。これなら経年変化も少ないでしょう。
CW-EPOの価格(予約特価)は26,800円。CW-ONEの2倍近い価格ですが、よく考えられた打感の調整機能と全体の作りを考えたら適切な価格でしょう。
おそらくこのパドルは、CQオームの店頭や、製造メーカーであるGHDキーが出展するイベントなどで展示されると思います。リポートを読んでも半信半疑の方は、実際に見て、操作してみると「二重構造が作り出す柔らかさ」の意味がわかり、価格も納得できると思います。
ちなみに別売のウェイトの価格は2月20日現在で未定だそうですが、できれば両方の購入をお勧めします。また希望としては、塵や埃を防止するために、ツマミ以外の全体を覆えるアクリルケースのオプション設定が欲しいところですね。
CW-EPOの発売、期待しています!
3/1予約受付開始!
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