『初心者の方向け、どこよりも詳しい、ワイヤーズ大解説!』〈八重洲無線公認〉
初心者の方向け!どこよりも詳しい!
ワイヤーズ大解説!
八重洲無線全面協力
ワイヤーズ大解説!
八重洲無線全面協力
CQオーム「WIRES-X(HRI-200)ついに発売ですね!」
八重洲無線 「大変お待たせしました。ようやく発売となりました」
CQオーム 「発売までは長かったですが、非常に好評のようで、今、大忙しですね! WIRES-X(HRI-200)本体はもちろん、FT1Dや、FTM-400シリーズもまた火がついている状況ですね」
八重洲無線 「はい、お陰様で。ありがとうございます」
CQオーム 「大変お忙しいところ、恐縮ですが、本日は、ワイヤーズ初心者の方向け、FAQということで、ご協力、どうぞ宜しくお願いいたします」
八重洲無線 「こちらこそ、どうぞ宜しくお願いいたします」

※2014年6月現在の内容です。
以後、機能拡張等により、記載された説明内容と相違することも予想されます。予めご了承下さい。
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【1】ワイヤーズそもそも論
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質問1 ワイヤーズって、もっとも簡単に言うと、どういうこと?
ワイヤーズ(WiRES-II・WIRES-X)とは八重洲無線が提唱したインターネット回線を使ったアマチュア無線の中継システムです。HRI-100/200を使って、無線設備とネット網を繋ぎます。無線+ネットで、従来では考えられない長距離との交信を楽しむことが可能です。
質問2 どんな楽しみ方があるの?
無線+ネットで、従来では考えられない長距離、例えば、ハンディ機を使って北海道と沖縄との交信、もしくは海外との交信も楽しむことが可能になります。
質問3 ワイヤーズがうまれたきっかけは?
無線機と公衆網接続(インターネット)の指針が整ったことでVoIP無線の可能性が大きく広がりました。
それに伴い、バーテックススタンダード(現・八重洲無線)にて開発がスタート。2002年8月ハムフェアにて、HRI-100が発表されました。HRI-100市場登場から10年余、今年ついにそのデジタル版、HRI-200が発売となりました。
質問4 ワイヤーズをはじめる場合、最低限、何が必要?
ノード局かアクセス局かによって、異なります。(※簡単に言えば、ノード局=ネットとの中継局である親機 アクセス局=子機)
ノード用は、インターネット環境、PC、無線機(ノード用・アクセス用)、HRI-100/200が必要。ノード用無線機は、FTM-400Dシリーズか、もしくは、アナログモード限定(※これについては後述)であれば、データ端子がある無線機があればよい。
アクセス用は、FT1Dシリーズ、FTM400Dシリーズ、もしくは、アナログモード限定(※これについては後述)であればDTMFが使用出来る無線機であればよい。
質問5 ノードって何?
ノード(node)とは一般的にはネットワークとの接続ポイント(出入口)のことです。
ワイヤーズの世界では、無線とインターネットの接続地のことで、ノード局といっています。
ちなみに、WiRES-IIのノード数は500以上。レピーターとは異なり、固定的ではありません。電源を切れば、ノードはなくなってしまいますから、稼動ノード数は、常に変動しているのです。
質問6 ルームって何?
井戸端会議のように、ノード局がネットワーク上の同じルームへ集まりみんなで交信できるシステムです。
例えば、10局のノードが集まれば10か所で同じ交信内容を聞くことができ、10か所のどこからも交信に参加できます。
質問7 WiRESとWiRES-IIの違いは?
2002年の本格発売開始までの間、WiRESはベータテスト版として試験運用されていました。
その後、アップデートを繰り返しWiRES-IIとして発売を開始しました。

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【2】ワイヤーズをはじめる!
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質問8 どうやったらはじめられますか?
楽しみ方は2通りあります。ひとつは自分でインフラを構築する方法(ノード局)。
もうひとつは最寄りのノード局を、外からユーザーとして使う方法です。
それぞれに必要な設備を準備して下さい。
質問9 無線設備の変更手続きが必要ですか?
ノード用、アクセス用無線機が既に申請を終えているのであれば変更申請は不要です。
ワイヤーズ通信の運用に伴う設備変更申請は不要です。
※コメントをいただきました。質問9につきましては、しばらくお待ち下さい。
現在、補足意見含めて、作成中です。
質問10 登録が必要ですか?
ノード局は登録が必要です。
ワイヤーズ専用IDを付与致します。このIDが運用上大切なノード番号となります。
質問11 ID付与は郵送ですか? オンライン手続きですか?
以前は郵送のみでしたが、現在は、オンライン手続きのみとなっています。
質問12 他社の無線機でもワイヤーズを楽しめるの?
ノード用無線機としてはYAESU製が接続を楽に行うことができます。他社製無線機でもデータ端子があれば接続出来ます。
アクセス用無線機は、メーカー問わず全メーカー、トーン信号の選択とDTMF信号が使える無線機が必要です。
質問13 設定は難しいですか?
パソコン・ルーターの設定が必要です。これに関しては個人差がありますので一概には言えませんが、現在は、八重洲カスタマサポート以外にも、各ユーザー団体のサポートチームやWEB上での情報を参考にして下さい。
例えば、検索サイトで「WiRES ポート設定」または「WiRES ポート開放」とキーワード検索すると、たくさんの情報がアップされています。近年は動画をアップくださっているオーナー様もいらっしゃいます。
また、ワイヤーズ公式HP内のオーナー掲示板には、オーナーさん同士の情報交換、Q&Aが多数蓄積されており、こちらの閲覧も参考になります。今後、WIRES-XのHPも充実されてゆきます。
質問14 ノード局って、立ち上げにいくらぐらいかかる?
アナログモードで最もお値打ちにやろうと思えば、FT-7900の交信設備+HRI-200+パソコンのような形になります。パソコンをお持ちであれば、6万円台くらいからでしょうか。あとは、電源やアンテナをお持ちであれば、さらにお値打ちにスタートできます。
ただ、FT-7900との組み合わせですと、デジタルの各種機能は使用できません。可能ならば、FTM-400Dで、デジタルモード運用がしたいところです。FTM400Dの交信設備+HRI-200+パソコンの場合には、10万円くらいからでしょうか。これも、既に電源やアンテナをお持ちならばもう少しお値打ちになります。※今ならキャンペーンも適用対象となります。
質問15 対応OSは?
対応OS、PCスペックは弊社 WiRESホームページに詳細を掲載しておりますのでご参照下さい。
https://www.yaesu.com/jp/wires-x/node/index.php
を参考にどうぞ。
質問16 MACを使っているんだけど……。
MAC OS、リナックス系は申し訳ありませんが非対応です。
※MAC上でウインドウズを動かして……なんていうことも出来るはずですが、サポート非対応です。
質問17 接続ケーブルなどは別途必要なのですか?
弊社無線機用のデータケーブル、PCケーブル(USB)とも接続ケーブルは付属しております。

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【3】D-STARとワイヤーズの違い
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質問18 D-STARとの違いは何?
『CQオームより~八重洲さんの話をまとめてみました~』
ネット接続が出来る! という共通点はあるものの、もともとが違うものなのです。
D-STARはもともとが、デジタル通信、それをレピーター・ネットを使って拡張というシステムです。相互にD-STAR機が必要で、中継は、D-STARレピーターが必要です。
ワイヤーズは、もともとがアナログ通信、それをネットに繋いで拡張というシステムです。WiRES-II(HRI-100)はアナログで、WIRES-X(HRI-200)はデジタルで運用が可能です。公的なレピーターではなく、個人的なノード局開設で中継するので、D-STARに比べれば、フレキシブル、ということかな。
質問19 D-STARとは繋がるんですか?
残念ながら、別個のシステム・方式なので、相互に接続は出来ません。
質問20 D-STARとワイヤーズ、どっちをやるべきでしょうか?
『CQオームより~八重洲さんの話をまとめてみました~』
ここは、八重洲さんとしては話しづらいと思いますので(笑)、話をおおよそまとめてみました。
D-STARも既に市民権を得て、しっかりと定着していますが、同時に、今後、WIRES-Xも普及してゆくでしょう。
よく比較されるお話がありますが、基本的には性格の異なるものですので、お互いの長所・短所を見極めながら、自分の無線スタイルを考えつつ、また、ローカル局と情報交換しながら、ご検討下さい。
二者選択ではなく、様々な運用形態・運用モードを楽しむという意味で、両方を使い分けて楽しんでいる方も多いです。
やってみると分かりますが、また、これが、双方、全く違う楽しみの側面を持っていると思いますよ!

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【4】ワイヤーズ質問あれこれ
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質問21 『ネットを使うなんて、アマチュア無線じゃなーい!』という意見についてはどうですか?
アマチュア無線を取り巻く環境も時代とともに大きく変化しました。
CW交信もキーを叩くだけでなくキーボードで交信できるようになり、RTTYやSSTVの運用もとても楽になりました。
クラスター情報で即座にDXを見つけるなんていうのも以前はありませんでした。
これは、時代の変化にともない、『楽しみ方の選択肢が一つ増えた』という見方もできないでしょうか?
大型アンテナが設置出来ない、住宅条件、金銭条件、身体的条件の点で困難がある方にも、遠方との交信が楽しめる、そういう可能性の拡大は、決して悪い側面ばかりではありません。
ワイヤーズだけがアマチュア無線ではありませんが、ワイヤーズも、『ツールのうちの一つ』『楽しみ方の一つ』として認めていただければ幸いです。
質問22 混雑しているという話をききましたが?
ワイヤーズの普及は大変嬉しいことですが、同時に、都市部では、周波数の混雑が否めない状況が生まれています。
根本的解決には、VoiP系のバンドプラン拡張しかないのが実情ですが、アンテナ選択や出力の調整で混信を避け、上手に譲り合って、運用を楽しんでいただければ幸いです。
質問23 災害時には、やっぱり、便利でしょうか?
ワイヤーズは、自宅のみならず、モバイル運用でノードを臨時設置できる機動力を備えています。
残念ながら発生してしまった各地の震災においては現地とその周辺のノードオーナーが協力して臨時ノードを立ち上げたり、当社が災害臨時ルームを設置した事例もあります。
今回の震災においても、全国におられるノードオーナー各局の協力には頭が下がる思いです。
アナログFMが使える点も、現地の多くのハムの方が参加できる要素となり、ワイヤーズは大きな役割を果たしました。
避難先で、外の情報が全く閉ざされた環境の中、ハンディトランシーバーから、多くの局が交信している様子をワッチできただけでも精神的に安心出来たという声も聞かれました。
古い無線機を慌てて掘り出してラジオ代わりに情報を得た局も多数おられます。
災害時でのワイヤーズの活用は様々なサイトでも多数紹介されていますので是非ご覧下さい。
質問24 オススメの情報サイトを教えて下さい。
CQオームより幾つか見つけたサイトをご紹介!
東京ワイヤーズハムクラブ
http://jq1yda.org/
WiRESネットコミュニティ
http://blog.goo.ne.jp/jq1zev
TEAM0949
http://9308.teacup.com/team0949/bbs/index/all
個人ブログ
http://blog.goo.ne.jp/js1cyi

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【5】WIRES-Xについて
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質問25 発売が遅れたのは、なぜですか?
発売が遅れてしまいまして、申し訳ございませんでした。
10年を超えるWiRES-IIの歴史とオーナー各局の創意工夫の中で様々なノウハウと要望が蓄積されています。
今回、これらのご意見をひとつでも多く、現実化させるためデジタル信号でどこまで出来るか、試行錯誤を繰り返しました。
結果的に大変お待たせしてしまいましたが、多くのご要望を実現させた仕上がりだと思います。
質問26 WIRES-X、開発のコンセプトは何ですか?
沢山のご要望をひとつでも多く反映したいと考えました。
全部はご紹介出来ませんが、例えば、「ルーター設定が難しい」「近所の利用可能なノード局を見つけられない」「ノード局の接続がうまく出来ない」「ノード用PCの音声設定が難しい」「「ノードやルームの切り替えが難しい」……等々これらをデジタルを使った制御とソフトの充実化によって実現しました。もちろん、前述の音質の向上も実現しています。
質問27 旧ワイヤーズとの最大の違いは何?
ノードのオーナーにとっても、ユーザーにとっても操作方法、設定方法が格段に楽になりました。
また、デジタルモードの優位性を利用して画像やメッセージ、ボイスを自由にアップロード・ダウンロード出来る機能が追加されました。C4FM独自の帯域の広い高音質は犠牲にしていません。是非、耳で体感して頂ければと思います。
質問28 APRSとの親和性についてはどうですか?
APRSネットワークは既に日本全国でインフラが進んでいます。APRSシステムも非常に優れているのであえて、WiRES-Xからゲートウェイする必要性は少ないと考え、当社モデルにはAPRS専用機能として独立させています。
既にAPRSとWiRES-IIでは高い親和性をもっています。例えばAPRSビーコンにWiRES周波数情報をインプットしFTM350シリーズやFTM400シリーズでは、受信したビーコンから得た周波数にワンタッチで自動QSYする機能等も持っています。APRSの基本理念は相互コミュニケーションです。ビーコンを一方的に出すだけでなくその情報を元に2WAYで交信も楽しむ事が出来るツールとしてワイヤーズも利用されています。

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【6】WIRES-Xの実際
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質問29 自分専用のノードって可能?
可能です。例えば、自宅にノードを設置しても環境問題でやむを得ず外部アンテナを設置出来ない方もおられると思います。
また、周波数の選定が難しい場合等の可能性もありますね。自分専用ノードにするには、外部へ電波を出さずノード用無線機にダミーロード等を使うという方法があります。
また、自分のノードIDを非公開にする選択肢もあります。
ID取得申請時に、IDを一般公開するかしないかを決めて頂くようになっています。
非公開を選択しますとノードID番号や運用周波数などが公開されませんため、自分専用ノードということになります。
質問30 友人や家族だけで使うノードって可能?
可能です。ノードユーザーを限定するのであれば、これもノードIDは非公開にし、周波数等の情報を仲間内だけで共有するという方法が望ましいかと思います。
質問31 他の人の開設したノードを使ってもいいんですか?
IDや運用周波数を公開しているノードオーナーさんは、基本的にどなたからも利用して頂いてかまわないという意思表示です。
そして、その場合には設備や周波数を『借りる』という気遣いは不要です。
不安な場合はノードオーナーさんから簡単な運用講習を受けるとよいかもしれません。
一般公開ノード、いわゆるオープンなノードのオーナー様なら親切にアドバイスいただけると思います。
質問32 従来のアナログ機(例えば、FT-7900など)をつなぐことも出来る?
WIRES-Xではデジタルノードだけでなく、アナログノードも構築可能です。
従来のアナログ無線機もそのままノード用として利用頂けます。
具体的な接続の話
・従来のアナログサーバーにつなげる HRI-100のみ HRI-200は不可 つまり、200を使用すれば、以前のサーバーにはつなげないので注意が必要です!
・新デジタルサーバーにつなげる HRI-100不可 HRI-200のみ 上の逆。HRI-100では、FTM-400Dを使っても、新サーバーには接続出来ません。
・FT-7900を持っている! HRI-100に接続可能。HRI-200にも接続可能。両方とも接続出来ます。
・FTM-400Dを持っている! HRI-100に接続可能。HRI-200にも接続可能。これも両方とも接続出来ます。
・HRI-200を持っている! FT-7900を接続出来る。FTM-400Dも接続できる。逆にいうとこういうことです。
・FT-7900+HRI-200で接続した場合は、デジタルサーバーに繋がりますが、デジタルの新機能は使用出来ません。
質問33 HRI-200は、アナログで使用できますか?
ワイヤーズの解説では、アナログという言葉がいろいろなところで出て来ますので、注意が必要です。
(1)アナログの無線機をつなげますか?
(2)アナログの旧サーバーにつなげますか?
(3)そして、デジタルの新サーバーでもアナログ運用が出来ますか?
という質問が考えられます。
前述の『具体的な接続の話』にも記載しましたが、それぞれ答えは(1)○(2)×(3)○となります。
質問34 WiRES-IIとWIRES-Xの互換性について教えて下さい。
インターフェイスの互換性はございません。
質問35 WiRES2からWiRES-Xへの移行についてどのような見通しを持っていますか?
オーナーの皆様には、出来ることなら、HRI-200への移行をお薦めしたいと思います。
このままアナログノードを運用継続希望のノードオーナー様も、WIRES-Xサーバーでアナログ運用頂くことで、音声通話のみであれば、デジタル局と交信も可能ですし、交信相手局の広がりもありますので、モービル機は無駄になりません。
もちろん、ワイド帯域デジタルモードの高音質も体験頂きたいという意味ではデジタルノードへの移行も訴求していきたいと思います。
ちなみに、現時点では予想よりも早いペースでノード開設のお申込みを頂いています。
また、オーナー様の乗換えキャンペーンも多数申し込みを受けている状況で手続きに時間を頂戴しているため、皆様に大変お待たせしている事をこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
質問36 かなり大胆なキャンペーンだと思いますが、なぜこんなキャンペーンを行うのですか?
新規にデジタルノードを開設するとなりますと、HRI-200だけでなくノード用無線機、アクセス用無線機が必要となり結構な投資額となりますね。発売までお待たせしてしまいましたが、その分熟成することが出来たWIRES-Xを一人でも多くの局長さんに体感して頂きたいと思っています。
また、乗り換えキャンペーンにつきましても、この10年間ご愛顧頂いたノードオーナー様への感謝も込めて、と言っていいかと思います。(応募から商品提供までもっと早くならないのか、とオーナー様からお叱りを受けておりますことをお詫び申し上げます。今暫くお待ち頂ければ幸いです)
質問37 キャンペーンはノードを実際に運用している必要がありますか?
ID登録頂いていることが基本条件となっていますが、運用条件はありません。
様々な理由で、直ぐにノード開設に至らない場合もあるかと思います。
是非、新しいWIRES-Xを体感頂ければと思います。

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【7】将来のWIRES-X
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質問38 目標のノード数などはありますか?
エリアの環境やロケーションによって、ノードが多数あることが望ましい場所や逆に少数ノードでカバー出来る地域もあると思いますし、ノード数が全てとは思いません。
オープンなローカルノードを利用するユーザー局が沢山増えることは嬉しい方向性だと思います。
昨今、VUHFのメインチャンネルをワッチしていても静かな時間帯が多いですね。
WIRES-Xで平日の昼間でも全国とラウンドQSO出来る、人気ルームに接続すると楽しいと思います。
質問39 最後に! WIRES-Xの将来のビジョンを教えて下さい!
WIRES-IIでも、すでにワールドワイドな世界には突入していましたが、残念ながら音声交信ですと、英語をはじめとする外国語のハードルがありました。WIRES-IIは、ある意味、インタ―ネットの潜在能力のほんの一部分しか活用できていませんでした。
しかし、WIRES-Xは、デジタル化されたことにより、音声以外のデータのやりとりが本格的に楽しめます。
WIRES-Xをはじめて、少し慣れてきたら、新機能である画像・音声・メッセージ等のアップロード・ダウンロード機能を是非使用してみて下さい!
想像してみて下さい!
チョモランマ山頂の画像、世界一周クルーズ中の画像、世界中の珍しいペディション地でオペレート中の画像、宇宙ステーションの中の画像!? が世界中からWIRES-Xサーバーを通じてアクセスされる! わくわくしませんか!
ワイヤーズは、単なる『手段・目的』として運用されてきただけではありません。
ワイヤーズをきっかけに、ジュニアハムのロールコールやアイボール会、OM各局もオンエアーミーティングや防災ボランティアサークルを立ち上げたり、共通の趣味を生かしてツーリング会を開催されたり……。
昔は良くやっていたけれども最近は御無沙汰だった、マンネリで止めていた…無線のオペレートを復活された方や、もう一度HFをやりたくなったという方や、移動運用で聞こえるか聞こえないかギリギリの交信を再びやりたくなった方……。
こんな周辺機器があったら面白いかも?と自作派を刺激された方……。
その輪はどんどんと拡がってゆきました。
WIRES-Xも、WIRES-II同様に『将来はこうあるべき』ではなく、WIRES-Xの自由な繋がりの中で、皆さん自身が世界を創造していただければ幸いです!
多くのノードオーナー各局様が、まずはこの新しい世界をのぞいてみよう! 面白そうだったらローカル局やアナログユーザー局にも勧めてみよう! ということで、今、まさに試験運用が始まったばかりです。
また、今後、各地の八重洲無線主催イベントでも、WIRE-Xのデモを見かけられることが増えると思います。
機会がございましたら、是非、C4FM・WIRES-Xの世界をのぞいてみて下さい!
いかがでしたでしょうか?
これをまとめるにあたっては、私自身、すごく勉強になりました!
これからワイヤーズをはじめられる方にも、はじめる前に必要な情報としては過不足無く、WIRES-X及び関連状況について、包括的にご紹介できたのではないかなと思っています。
最後に、WIRES-X(HRI-200)発売と、関連イベントでお忙しい中、全面的なご協力をいただきました八重洲無線 担当者様、ありがとうございました!
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