消防無線のすべて 読んでみました!
消防無線のすべて 入荷!
他の「すべて」シリーズよりもちょっと分厚いのかなあ。
案外、ずっしりとしていて、びっくり。
早速読んでみました。
まずは再現ドキュメント!
消防無線で行われる緊張した通信のやりとりが生々しく記載されています。
もちろん、再現といっても、災害内容は、事実とは無関係で、フィクション。地名固有名詞も一切現実のものとは無関係との断り書きがあります。
ただ、本当に、リアルですね。
私も地域の消防団に入って、消防無線をX3で受信していましたので、よく分かります。本当、こういう感じですね。
もちろん、私が出動したのは、地域のいわゆる「通常火災」
本書に出てくる危険物火災や、大規模救助事案などはありません。
本書の1/3くらいは、こうした再現ドキュメントです。
そうですね、消防と、消防無線の実際の動きを知りたいという方にはお勧めです。一番は、地域にも貢献できますし、地域の消防団員になるのがいいんですけどね……。
その後は車両コレクション記事!
私は、車両の方は全然分かりませんが、ファンの方には嬉しい内容かも
そして、用語解説、基礎知識……と続きます。
基礎知識編は、かなり初心者の方向けに書かれています。
分かりやすい。
共通波って何?というところから詳しく記載されています。
他には、通話コードのデータがあったりします。地域限定で量は少ないので、なかなか難しいですが、その地域で使用されている通話コードの解読に役に立つかもしれません。
後半1/3は、定番、受信機やアンテナの性能比較。
これから受信機を購入しよう、アンテナを買おうという方には、貴重なデータになります。
消防無線データブックは消防関連の周波数リスト。
これさえあれば、自分の住んでいる地域の関連周波数が一目で分かります。
メモリーに入れてない人は、今すぐチェック。
周波数登録しましょう。
全体としては、初心者の方向けかな。
地域の消防団に入ったんだけど、具体的に消防無線ってどうなってるのかよく分からないという方、これから消防無線を聞いてみたいという方、根っからの消防無線ファンの方にお勧めの一冊です。
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